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以前から噂されていたように、日産「ブレードグライダー」の市販化が保留される可能性が高まっている。
日産では昨年、経営陣の幹部離脱が相次いだ。インフィニティのヨハン・デ・ナイシェン氏はキャデラックの社長に、そして日産の副社長でゴーン氏の後継候補と目されていたアンディ・パーマー氏はアストンマーティンの新CEOに就任した。経営陣の改革は、日産の将来的な生産計画にも変化をもたらしたようだ。
日産の新しいチーフ・プランニング・オフィサーであるフィリップ・クラン氏は、前任者ほどブレードグライダーの市販化に乗り気ではないようだ。昨年パーマー氏は、ブレードグライダーは日産の中期計画であると語っていたが、クラン氏は「ブレードグライダーは最優先課題ではない」と最近のインタビューでメディアに語っている。しかしブレードグライダーの生産計画を完全に中止してしまった訳ではない。「今はまだ検討中であるが、結局はブレードグライダーの市販化が会社にとって、意味のあることでなくてはならない」と述べている。
東京モーターショー 2013に出展されたブレードグライダーは、三角形の車体を持つ「デルタウイング」やハイブリッド・レースカー「ZEOD RC」の公道バージョンとも言えるモデルだ。出展されたコンセプトカーでは左右のタイヤに組み込まれたインホイールモーター搭載の電動ドライブトレインが採用され、ドライバーが中心に座るセンター・コクピットとその両脇後方に2名分のシートが備わっていた。このブレードグライダーの生産モデルの開発プロジェクトは、アリエル「アトム」からテストカーを作る段階まで進んでいるという。
市販化が延期されるのは、経営上の理由だけではない。ドン・パノス氏率いるデルタウイング・コンソーシウムが、日産「ZEOD RC」やブレードグライダーがデルタウイングのデザインの知的所有権を侵害するとして日産を相手取り訴訟を起こしているという経緯もあり、「まったく新しいデザインである」ことを証明しないと、市販化は難しいようだ。
By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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【レポート】日産「ブレードグライダー」の市販化が保留に?
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3月上旬、北朝鮮は外国人に対して実施していたエボラ出血熱対策の入国制限を解除した。事実上、昨年10月から鎖国状態となっていたが、ここへきてようやく受け入れを再開した。だが、春節はすでに終わり、貴重な外貨収入が期待できる「爆買い」中国人ツアー客の恩恵は受けることができなかった。それでも北にとって、中国人観光客が金ヅルになっているのは紛れもない事実。北の土産物屋で並ぶグッズを探ると、「これでもか」というほど、スゴいシロモノが売られていた。
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中国人向けの北朝鮮ツアーは、日帰りから数日間の本格的な周遊まで、多様なメニューが用意されている。ツアー代金は日帰りだと250元(約5,000円)から。宿泊が伴う場合は1,000~5,000元(約2~10万円)以内で行けるため、気軽な海外旅行先として人気を集めている。
一方で、北朝鮮にはモノがない。最新鋭の炊飯器やカメラといった、「爆買い」中国人が好むアイテムは皆無だ。
そんな中でも生きるためには金儲けをしなきゃならんワケで、南部の大都市、開城(ケソン)特産の高麗人参や関連のお茶、健康食品、医薬品は土産物としてわりと人気があるという。
筆者が入手した中国人観光客が撮影した北朝鮮国内の写真には、「高麗人参」とばっちり漢字表記がなされていた。
中国人は、健康にバチッと効きそうな薬を好む。とある北の製薬メーカーは「糖尿病、腎臓病、高血圧、脳卒中、インポテンツ……」など、すさまじい効能書きのある薬品を開発し、土産物屋に陳列していた。
それが「金糖-2」注射薬だ。液体の入ったガラス製のアンプルを注射するという面倒くさい使用方法だが、ポスターには「無病長寿に効果あり」「鳥インフルエンザにも効きます」といい、事実であれば、鳥インフルがパンデミックした時に世界を救う特効薬になるかもしれない。
万能薬はこれだけではない。「パソコン疲れの目に効く鉱石」「血を浄化する指輪」など、1980年代のロールプレイングゲームを思い出させるアイテムもある。わが国のコエンザイムQ10もびっくりだ。
元手のいらない木工製品も多い。入手した写真で驚かされたのは、昭和の家庭で一家にひとつはあった「木彫りの熊」の存在だ。シャケをくわえた木彫り熊。田中義剛の花畑牧場の台頭で、北海道土産としては最近ではすっかり見かけなくなったが、今は中国人向けの『北の国から』土産として、主力になっているようだ。
(文=金正太郎)
パラオのペリリュー島で米軍と戦った元日本兵の永井敬司さん(左奥)、土田喜代一さん(左手前)と面会される天皇、皇后両陛下=22日午前、皇居・御所(宮内庁提供)
天皇、皇后両陛下は22日、戦没者慰霊のため4月8~9日にパラオを訪問するのを前に、日米両軍の激戦地となったペリリュー島の戦いから生還した元日本兵2人と皇居・御所で面会された。
面会したのは、元陸軍軍曹の永井敬司さん(93)=茨城県茨城町=と元海軍上等兵の土田喜代一さん(95)=福岡県筑後市=。
2人によると、天皇陛下は「本当に長いことご苦労さまでした」と言葉を掛け、皇后さまも「大変でしたね」とねぎらった。永井さんは「私どもは軍人ですから戦争で戦うことは仕方ない」と答えた。
土田さんは両陛下に合わせてペリリュー島を訪れる予定で、「そのときまで元気でいてください。来られることを祈っています」と両陛下に伝えたという。
面会後、永井さんは「英霊は本当に喜んで迎え、安らかにお休みになると思います」と話した。
南太平洋の島国バヌアツを巨大サイクロンが直撃して1週間あまりたった21日、国連はこれまでに17人の死亡が確認され、約6万5000人が住居を失ったと被害状況を明らかにした。そのうえで復興には最低でも200万米ドル(約2億4000万円)が必要だと人道支援を訴えた。
国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、今月13日夜から14日にかけて巨大サイクロン「パム」が襲ったバヌアツでは、21日までに17人の死亡が確認された。また、総人口の半分以上の16万6000人が被災し、このうち6万5000人が住むところを失って、現在も39カ所の避難所で生活しているという。
各国政府や国際的な支援機関からは救援支援物資が送られつつあるが、バヌアツの首都ポートヴィラから、島々を結ぶ輸送手段の確保ができない状態は今も続く。バヌアツ政府は21日に輸送計画をとりまとめ、水や食料、医療品の乏しい避難所から優先して届けるとしている。
主要産業である農業への影響は最も深刻で、バナナやココナッツ、キャベツなどの農場や、豚や鶏などの畜産農家が壊滅的な被害を受けたという。バヌアツ政府や国連は国際社会に対し、200万米ドルの支援の必要性を訴えている。
■断続的に考え最後の5分で決断
私にとって一番大事な仕事は、オリックスという会社の5年後がどうあるべきかを考え、その方向に舵を切ってゆくこと。ところが自分の優先順位から7番目の仕事をやってくれとか、どこそこで挨拶してくれと15番目くらいの用事を言われるから、げんなりしてくる(笑)。
睡眠時間を大きく削って仕事を入れることはありません。社長になって半年経った頃、過労でダウンしたことがあり、体が弱ると途端に仕事に差し支える。今は仕事に命をかけるなんて大嫌いです。夜に考えごとをすると頭に浮かんでくるのは大抵心配事で、そのうち枕元にメモ帳を置いて考え始める。しかし朝、メモを見返すと、会社がおかしくなるような案ばかりです。夜は悪魔の時間。後ろ向きの、人間不信の考えしか出てこない。
夜はよく寝る。そして早起きして、お日様に当たりながら考える。そうしなければいいアイデアは浮かんできません。大切な決断は必ず朝にします。
平日の昼間、じっくり考える時間はほとんど取ることができません。かといって「今日は考える日だからスケジュールを空けておきました」と言われても考えられるものでもない。思考を追い込んでいって、最後の決断というのは5分あればできる話です。そこに辿り着くまで断続的に考え続けているのであって、「考える時間」をつくって考えているのではありません。
(08年2月18日号 当時・会長 構成=小川 剛)
■小宮一慶氏が分析・解説
深く考えることで、頭のなかのデータベースがフル回転し始める。そして、お客さま志向などの仮説を打ち立てて、「これはお客さまのためになることなのか」、瞬時に判断していけるようになっていく。「直感が冴えるようになる」と言い換えてもよい。
物事を深く考えるということは、普段から訓練を積み重ねることではじめて身につくのだ。しかし、考えられない人は、もともと「自分がものを考えていない」とは思っていない。それ以上踏み込む努力を怠ってしまう。それでいつまでも“バカの壁”を越えられずにいるのだ。
「グッドはグレートの敵」とも言う。現状に満足しがちな中間管理職ほど、このことを戒めておく必要がある。
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小宮コンサルタンツ代表取締役 小宮一慶
1957年、大阪府生まれ。京都大学卒業後、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。96年に小宮コンサルタンツを設立し、現職。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』など著書多数。
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