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ナイジェリア・ボルノ州のダマサクで、今月上旬のンジャバ村襲撃事件に続き、またしてもイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」によるものとみられる残忍な住民殺害事件が発覚した。
チャドとの国境にも近いナイジェリア北東部のボルノ州で、このほど70(100との報道もあり)の遺体が連合軍の兵士らにより発見されたことが大きく伝えられている。現場は州都マイドゥーグリの北に位置するダマサクのある橋の近くで、いくつかの遺体は斬首され、白骨化した遺体もあるため殺害の時期や場所についての捜査が急がれている。
ナイジェリアは現在カメルーン、チャド、ニジェールとの連合軍を結成して残忍きわまりない反政府イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の追放に懸命であり、軍は17日にも「3つの地区において彼らの掃討作戦に成功した」と発表。ボコ・ハラムは小さな村での残虐な弱い者イジメに走る傾向を強めており、今月上旬にはこのダマサクから200kmほど南のンジャバ村がボコ・ハラムに襲撃され、住民68人の殺害が報じられていた。
ボルノ州ではまた、昨年4月に公立中高一貫女子校から276名もの生徒が誘拐される事件が起き、逃走した生徒を除く223名がいまだに行方不明となっている。ボコ・ハラムがその後に事件との関与を表明していたが、少女たちの現在の状況については自爆テロ要員、花嫁として売られることを含む人身売買といった絶望的な見方が主流である。
2009年~2014年にかけ、 5,000人以上もの人々を殺害したとされるボコ・ハラム。ナイジェリア北部を拠点に戒律も厳しいシャリーア法を守り、西洋化が進む国の在り方、キリスト教や米国を徹底的に批判しながらテロ行為を続け、最近では「イスラム国(IS)」への忠誠表明が受け入れられたところである。
※ 画像はthestreetjournal.orgのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)