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[ワシントン 2日 ロイター] – 科学者らから成る国際研究チームの調査で、エイズの主要な病原体であるHIV1型ウイルスの4グループ中、解明されていなかったOとPと呼ばれる2つのグループの起源が、カメルーン南部に生息するニシローランドゴリラだったことが分かった。野生の感染個体の肉を加工するなどした際に人に感染したとみられている。
HIV1型にはそれぞれ異なった感染経路でサルから人に感染した4つのグループがあり、このうち世界で40万人が感染しているMグループと、限られた地域で20人前後が感染しているNグループについては、カメルーン南部のチンパンジーが起源と分かっている。
研究チームは、カメルーン、コンゴ、ガボン、コンゴ民主共和国、ウガンダで、ニシおよびヒガシローランドゴリラとマウンテンゴリラのフンを採取。サル免疫不全ウイルス(SIV)が含まれていたものの遺伝子を解析したところ、HIV1型OとPグループの起源がニシローランドゴリラであることが示された。
研究結果は、米科学アカデミー紀要に掲載される。
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