3月19日、スペースFS汐留にて、テレビアニメ『GATE -自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり-』の制作発表会が開催された。本作のキャストとスタッフが明らかになり、伊丹耀司役の諏訪部順一さん、テュカ・ルナ・マルソー役の金元寿子さん、ロゥリィ・マーキュリー役の種田梨沙さん、京極尚彦監督、中山信宏プロデューサーが登壇。放送に向けての意気込みを語った。
　
　まずは最新PVの上映からスタート。陸上自衛隊が異世界で活躍するミリタリーファンタジーである本作。74式戦車など陸上自衛隊の兵器はもちろん、異世界の住人たちの姿も丁寧に描かれ、アニメ化への期待が高まる仕上がりとなった。
　PV内ではメインキャストとスタッフも発表され、2015年7月に放送開始となることが判明した。アニメーション制作はA-1 Picturesが担当する。
　
　主演の諏訪部さんは「絵のクオリティが高い」とPVを絶賛。種田さんと金元さんはスタイリッシュかつキュートなキービジュアルに感激した様子を見せた。
　京極監督は「どの時間に放送しても見てもらえることを想定してデザインを創り上げていった」と制作の方針を語った。諏訪部さんに「ゴールデンタイムでも行けるくらい？」と問われると「是非！」と力強く答え、その自信を感じ取ることができた。
　また原作の魅力について聞かれると、普通の軍隊とは異なる組織である自衛隊が異世界へ出向くというストーリーや、旧式の兵器が登場する点などを挙げた。実際に自衛隊に協力してもらい取材を重ねたとも語っており、リアルな自衛隊描写も見どころになるだろう。
　
　続いてキャスト陣はそれぞれのキャラクターについて紹介した。諏訪部さんはオタク趣味を持つ陸上自衛官、金元さんはエルフ族の少女、種田さんは神に仕える亜神と、ユニークな登場人物たちをどのように演じていくのだろうか。
　本作は主人公をはじめ、マニアックな趣味を持つキャラクターが登場するため、オーディションでは自身のフェチについて語ってもらうという一風変わった試みが行われたとのこと。ちなみに監督は足フェチと指摘されることが多いらしく、アニメでは足の描写に注目してみるのも面白そうだ。
　
　そのほか最新情報として、オープニング・テーマを岸田教団&THE明星ロケッツ、エンディング・テーマを金元さん、種田さんとレレイ・ラ・レレーナ役の東山奈央さんの3人で担当することも発表された。さらに本作のスピンオフコミックが複数連載されるなど、多彩な展開で作品を盛り上げていくことになった。…