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『デスノート』稽古場に潜入! 魅力の一端をご紹介

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『デスノート』稽古場に潜入! 魅力の一端をご紹介

 『デスノート』稽古場に潜入! 魅力の一端をご紹介

 日本のみならず世界中で人気を博している漫画をミュージカル化する『デスノート THE MUSICAL』。演劇ファンのみならず、幅広い層に注目をされているこの舞台、4月の開幕を控えカンパニーはすでに始動中。2月末の某日、その稽古場を取材した。
 
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 物語は、名前を書くことで人を死なせることができる“死神のノート”を手に入れ、それによって犯罪者を裁き、新世界の神“キラ”として理想の世界を作ろうとする青年・夜神月(やがみらいと)と、彼を追い詰める探偵・Lの頭脳戦を描くもの。この日行われていたのは、出演者たちが着座で脚本を読み進める“読み合わせ”。立ち稽古に入る前、稽古初期段階で行われる作業であり、まさに作品本格始動の瞬間だ。脚本を読む…と言っても舞台の進行どおりに歌も歌う。目をつぶれば本番さながらの迫力で、物語が、音楽が迫って来る。オーバーチュアの不協和音からすでに、何かが不穏なことが起こりそうなゾクリとした予感が皮膚を這いのぼり、一気に物語に引き込まれてしまう。
 
 キャストもライト役をWキャストで務める浦井健治と柿澤勇人、L役の小池徹平ら、ほぼ全員が顔を揃えている。皆私服だが、浦井・柿澤は黒いジャケット、小池は白のアウター。すでにキャラクターのイメージが伝わってくると同時に、彼らが作品にかける気合いも伝わってきた。この日のライト役は浦井。世界的なヒットメイカー、フランク・ワイルドホーンの手掛けた楽曲はメロディアスで耳なじみが良いが、ライトのナンバーはハイトーンで歌い上げるものが多く、難曲が揃っていそうだ。だがその楽曲をクリアに響かせ、さらには徐々にクレッシェンドしていく歌唱で次第に固めていく決意をしっかりと表現していくのは、さすがミュージカル界を代表する実力派といったところ。一方でLに扮する小池は、落ち着いたトーンで上手く知能の高さを表現している。こちらも上手い。
 
 そして稽古場を沸かせたのは、死神リューク役の吉田鋼太郎だ。製作発表の場で「歌が歌えないから劇団四季を半年でやめたのに…」と初ミュージカル挑戦への思いを恨み節で語っていたが、その歌声は朗々と稽古場に響き、さらには飄々とした面白さもあり、非常に魅力的。死神レム役の濱田めぐみとのデュエットはニヒルでクールでカッコよく、ふたりの歌声の相性も良く、聴き応えがありそう。作曲者のワイルドホーンも、ニコニコ笑顔で死神たちを見つめている。…

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