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2015年3月18日(水)に、『美女と野獣 ダイヤモンド・コレクション MovieNEX』が発売されました。
【画像】『美女と野獣』の人気キャラと言えば、食器たちよね。私はポット婦人とチップが好き!
日本では1992年9月に公開され、今でも多くのファンに愛されています。
劇中で登場するキャラクターたちは、東京ディズニーリゾートをはじめとして、世界各国のディズニーパークで親しまれています。
今回はそんな『美女と野獣』の見方が変わる、5つのポイントについて解説していきます。
■1. アカデミー賞を受賞したミュージカル・ナンバーの秘密
『美女と野獣』の見どころといえば、なんと言っても、劇中で使われている数多くの音楽でしょう。
劇中で使われている楽曲は、ハワード・アッシュマンと、アラン・メンケンのコンビが手がけました。
この2人は、映画『リトル・マーメイド』でも楽曲を手掛けたコンビで、主題歌「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」は、アカデミー歌曲賞を受賞しました。
またアラン・メンケンは、この作品でアカデミー作曲賞も受賞しています。
実はハワード・アッシュマンは『美女と野獣』の公開を見ることなく、1991年3月にAIDSで亡くなっています。
そのため、『美女と野獣』のエンドクレジットには、彼への追悼メッセージが書かれているのです。
アカデミー賞の授賞式では、亡くなった彼に代わってビル・ローチがオスカー像を受け取っています。
ちなみに『美女と野獣』はアニメ映画で初めて、第64回アカデミー賞で作品賞にノミネートされました。
当時アカデミー賞には長編アニメ映画賞がなく、この作品がアニメーションという枠を超えて評価されたことがよく分かります。
■2. ベルが図書室に感動したのは、当時は本が高級品だったから
『美女と野獣』のヒロイン「ベル」は、読書好きの女性として描かれています。
ディズニーの作品は、時代設定が明確になっていません。
ただ劇中でベルの父親が蒸気機関を使った「自動まき割り機」を作っていることから、『美女と野獣』の舞台は、18世紀~19世紀の産業革命の頃のフランスではないかと考えられます。
当時、活版印刷はあったものの、まだまだ庶民にとって本は高級品でした。
そのため、本は買うのではなく、貸本屋で借りるのが一般的でした。劇中ではベルが貸本屋に行くシーンも描かれていますよね。
本は知性の象徴でもあると同時に、富の象徴でもありました。
ビーストがベルへのプレゼントとして、城の図書室に案内したとき、天井高くまで本が積み上げられている様子を見てベルは驚きます。
単に本が好きだっただけではなく、それだけ本が高級品だったからなのですね。
■3. ビーストの本名は「アダム」ではない!?
インターネットを見ていると「野獣(ビースト)の本名はアダム」と書かれているのをよく見かけます。
東京ディズニーリゾートの公式ファンクラブ「ファンダフル・ディズニー」の会報でも、プリンス・アダムと記述されています。
実はアダムという名前は、ミュージカルやゲームなどで使われているものの、ディズニー公式ではないのです。
ディズニーは公式ファンクラブ「D23」のウェブサイトで「アダムは公式の名前ではない」と否定しています。
ちなみに、ビーストはライオン、バッファロー(水牛)、イノシシ、ゴリラ、オオカミ、熊など色々な動物からパーツが取られています。目だけは人間のままですね。
■4. 食器たちのシーン、ベルとビーストのダンスシーンはCGで制作されている
『美女と野獣』は、セル画を使った手描きのアニメーション作品です。しかし、作品の中には当時としては最新のコンピュータ・グラフィックス(CG)が使われています。
一つは「ひとりぼっちの晩餐会」の食器たちのシーン、もう一つはボールルーム(舞踏室)でのベルとビーストのダンスシーンです。
手描きのアニメーションでは、同じものを多く描いて動かしたり、カメラのアングルを変えたりするシーンは、どうしても苦手でした。
しかし、CGの導入によって、奥行きのあるシーンを作ることができるようになったのです。
■5. 実写化の企画が少なくない『美女と野獣』
『美女と野獣』のメイキング映像の中で、当時ディズニー社のCEOを務めていたマイケル・アイズナーは、「実写版を撮りたい」と、冗談めかしながら語っています。
『美女と野獣』については、1946年にジャン・コクトー監督が実写版を手がけています。この作品はのちにディズニー版の『美女と野獣』に大きな影響を与えました。
最近では、クリストフ・ガンズ監督が、実写版を制作しています(2014年公開)。
またディズニーは現在、エマ・ワトソンをベル役に起用した、実写版の制作を準備しており、2017年3月17日に公開すると発表されました(北米公開日)。
『シンデレラ』などと同様に、過去の作品を今の時代にあったものにリメイクする動きが進みそうですね。
■不朽の名作をぜひ!
『美女と野獣』は多くのファンに愛されている不朽の名作です。
私自身も数多くのディズニー・プリンセスの作品の中で、特に好きなものの一つです。
まだ見たことのない方、以前見たことのある方も、MovieNEXが発売されたこの機会にぜひ、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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※当記事の構成にあたり、以下の資料も参考にいたしました
・D23.com | Belle
・D23.com | Beast
・D23.com | Beauty and the Beast (film)
・コトバンク「貸本屋」
・Oh My Disney “Guess Which Disney Princess Emma Watson is About to Play”
・facebook “Emma Watson”