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【レビュー】インド初のゾンビコメディ『インド・オブ・ザ・デッド』は胸アツの傑作 “きっと、うまくいく”ぞ!

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【レビュー】インド初のゾンビコメディ『インド・オブ・ザ・デッド』は胸アツの傑作 “きっと、うまくいく”ぞ!

 【レビュー】インド初のゾンビコメディ『インド・オブ・ザ・デッド』は胸アツの傑作 “きっと、うまくいく”ぞ!

 

 3月21日公開の映画『インド・オブ・ザ・デッド』が現在話題となっており、人気漫画家の羽海野チカ先生まで「この映画が気になる」とツイートするほど。なにしろインド初のゾンビ映画、しかもゾンビコメディ、キャッチコピーは「きっと、うまくいかねぇ!」。

 

 ストーリーは、主人公のボンクラ3人組が行った離島のリゾートでゾンビウイルスに感染してしまう新種ドラッグが蔓延。金無しの3人はドラッグが買えなかったことでゾンビ化を免れるも、帰りの手段を失いゾンビと闘うはめに……というもの。

 

 かつての映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』のヒットを受けてかゾンビコメディは量産されていますが、そんなゾンビコメディ界にインドが挑んだ今作は果たして“うまくいっている”のか“うまくいってねえ”のか、気になりすぎた記者は早速本編を観させていただきました。結論から言うと、「めちゃくちゃうまくいってる」ぞ!

 

 [動画とすべての画像が表示されない方はこちら]
 
 

 愛すべき3バカに胸がアツくなる
 

 
 まず主人公3人組が非常にいいキャラをしております。イケメンでチャラい女たらしのハルディク(クズ、ヤク漬け)、愛の為に変わろうとするが結局クズのラヴ(クズ、ヤク漬け)、わりとまともに生きてるのにクズ2人に翻弄されるバニー(ボンクラ)。
 
 クズさとボンクラさが絶妙に入り混じる3人のユルいやりとりはコメディとしてかなり秀逸で、インド人だからこそ出てくるギャグも盛々。そして性格的欠点がありすぎる3人が、互いの足を引っ張り合いながらも熱い友情をにじませてゾンビと闘っていく姿は胸アツなんです。ニクめない奴らめ!

 

 なお、ポスタービジュアルのど真ん中で目立っている金髪男・ボリスは主人公ではありません。この人も異様にいいキャラをしているのですが、彼が何者なのかは映画を観てね!

 インド人、未知との遭遇
 

 
 そして、なんとも言ってもインド人とゾンビという新鮮な出会いがみどころ。
 
 ゾンビコメディの主人公は往々にしてゾンビと初めて対峙するわけですが、それにしてもこの主人公3人が誇る圧倒的な“ゾンビへの慣れてなさ”! かろうじてゾンビ映画は観たことがあるようですが、「ゾ……ゾン、なんだっけ?」というくらいにうろ覚えで、キャアキャア言いながらゾンビに対峙するさまはハラハラドキドキを超えて「もうお前らやられちまえよ(笑)」と思ってしまうほど。インド人ならではの“感染者を見破る方法”にも是非ご注目を! 絶対それ見破れてないから!

 歌って踊らないけど、インド感たっぷり
 

 “インド初のゾンビコメディ映画”と聞いて、「やっぱり4時間くらいあるの?」「やっぱり歌って踊るの?」と思われた方も多いようですが、上映時間は107分。…

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