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【TV視てますか?】今季のベストワンドラマはやはりフジの木曜劇場『問題のあるレストラン』で決まりだと思う。やはりというのは、ちょうど2年前に同じスタッフが作った『最高の離婚』がベストワン(年間でもベスト)だったからだ。輪をかけてチャーミングでスパイシーに仕上がっている。
前作に比べて視聴率が低めなのは、この2年の間に進んだタイムシフト視聴率(録画再生率)の分ということで、気にしてはいけない。
とにかく、木曜日が来るのが楽しみでしょうがない。
スパイシーというのは坂元裕二氏の脚本だから当然。そのさじ加減が問題だ。原宿の大手飲食サービス会社では社長の杉本哲太によるパワハラ、モラハラ、事業部長の吹越満や上司の田山涼成によるセクハラが公然とまかり通っている。
もちろん戯画化されているが、オヤジですら見ていてはらわたが煮えくり返る。ここで社員の真木よう子は、バケツに入れた氷水をその輩たちにぶっかけるという最も今はやりなやり方を決行して退社する。
その足で裏手の雑居ビル屋上にビストロレストランを開く。スタッフは元同僚(YOU)、パティシエ(女装の安田顕)、元主婦(臼田あさ美)、元OL(二階堂ふみ)、社長の娘(松岡茉優)。それとセクハラも無理に抵抗しない風のOLとウエートレスを続ける高畑充希がやがて…。
チャーミングというのは、真木よう子が厨房(ちゅうぼう)ですら常にマフラーを巻いていたり(巻き方自体がチャーミング)、劇中で毎回きゃりーぱみゅぱみゅの歌う主題歌に合わせてビストロのスタッフが全員でリズムをとったり、YOUが中心のまったりした空気感とか…。
で、このレストランを敵視しているのが、事業部直営のシェフで真木を裏切った東出昌大。悪役なのだ。この起用こそ、スパイシーの真骨頂。 (新橋のネクタイ巻き)2015/3/9 16:56 更新