英5人組ボーイズグループ、ワン・ダイレクションが24日、京セラドーム大阪で約20万人を動員予定のジャパンツアー(全6公演)初日公演を行った。約1年ぶりとなる来日公演に、ドームは4万人の観客の黄色い歓声に包まれた。
【ライブ写真】ハリー、ナイルらソロショット
巨大なLEDスクリーンに公演の始まりを告げる映像が流れ、メンバーが登場すると、場内はいきなり興奮のるつぼと化した。最新アルバム『フォー』収録曲「クラウズ」、NTTドコモCM曲としておなじみの「スティール・マイ・ガール」で勢いづけると、ナイル、ハリーらが次々と「オオサカ、ダイスキ!」「オオキニー!」「ガンバリマース」とキラーワードを連発し、大阪のファンを喜ばせた。
ゼインは「僕は言ってることがよくわからないってよく言われるから別にいいんだけど、シンプルに言うね。こんなすばらしい場に立たせてくれてありがとう。みんなのサポートのおかげだよ。本当にありがとう」と照れながらも感謝。リアムは「日本語を習わなきゃ!」と言って、花道の近くにいたファンに耳打ちで日本語を教えてもらうと「オオサカダイスキ!」「テヲタタイテ(手を叩いて)!」とうれしそうに呼びかけるなど、それぞれのスタイルで一生懸命、気持ちを伝えていた。
ライブは最新作『フォー』、前作『ミッドナイト・メモリーズ』収録曲を中心に構成。メンバーが「ライブで歌うことを意識して作った」というように、スタジアム映えする楽曲ぞろい。壮大な光と映像による演出のなか、メインステージと花道でつながれたセンターステージを縦横無尽に駆け回ったり、時には座って話しかけるように歌ったりと1時間45分にわたって観客を魅了し続けた。
ナイルは「この4年間本当にありがとう、こんな大きな会場を満杯にしてくれて本当に感謝しているよ。明日またここに来れるのがとても楽しみだし、そしてまたこの国でみんなに会えるのを楽しみにしているよ。みんな気をつけて家に帰ってね」と友達に語りかけるようにファンにメッセージを送った。
同ツアーはきょう25日も京セラドーム大阪で行われ、27・28日、3月1・2日の4日間はさいたまスーパーアリーナ公演が開催される。