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世界中が注目の“1Dの弟分”5SOSとは

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世界中が注目の“1Dの弟分”5SOSとは

世界中が注目の“1Dの弟分”5SOSとは

 

 英出身の5人組ボーイズグループ、ワン・ダイレクション(通称・1D)の来日公演でオープニングアクトを務めた豪州出身の4人組バンド、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー(通称・5SOS)が、ORICON STYLEのインタビューに応じた。昨年発表したデビューアルバム『シー・ルックス・ソー・パーフェクト』が、全米ランキング1位を筆頭に、全英では豪州出身グループで史上4組目の1位を獲得し、14年ぶりの快挙となった。“1Dの弟分”としても世界中で注目を集める5SOSとはいったいどんなグルーブなのか、彼らの人柄に迫る。

【写真】フレッシュなイケメン4人組の5SOS

◆1Dのツアーのオファーを引き受けていいのか悩んだ

──先日は、初のワンマン公演が大成功し、1Dのオープニング・アクトとしても登場。どちらも、疾走感と迫力のあるポップパンクな音で、観客を圧倒させました。
【アシュトン・アーウィン】 うん、本当に素晴らしい経験だったよ。特にワンマン公演は、これまでのバンド人生で最もいいショーになったと思っている。

──なぜパンクバンドをやろうと思ったの?
【カラム・フッド】 オレたち全員、グリーン・デイとかBLINK-182といったポップ・パンクバンドが好きでね。他の音楽にはないエネルギーがあると思ったから。それに影響を受けて、4人でライブするようになったんだよね。

──そして1Dのルイの絶賛コメントによって注目、彼らと共にツアーをまわったことで、世界的人気を獲得したわけだけど。
【マイケル・クリフォード】 最初に1Dから声がかかった時は驚いたよ。同じ音楽はやっているけど、別の世界にいる人たちだと思っていたからね。だから、当初はロックバンドとしてオファーを引き受けていいのか悩んだ時期もあったよ。でも、悩むくらいなら、とにかく一歩踏み出してみようと思ったんだ。何もしない後悔より、何かしてから後悔するほうがいいってね。そうしたら、自分たちの世界がガラリと変わったよ。人生って、できないことは何もないってね。

◆今って音楽やってても、がっぽり儲けられるような時代じゃない

──昨年リリースのデビュー盤『ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー』は全米チャートで初登場1位を獲得。オーストラリア出身新人アーティストで初の快挙となるなど、すでに5SOSの生み出すパンクは、世界を席巻中ですが。
【アシュトン】 純粋にうれしいよ。でも特にプレッシャーとかないんだ。オレたちはもっと上昇できるバンドだと思っている。だって、ミュージシャンとしても人間的にも成長しているのが、自分たちでもわかるし。それをピュアに表現していけば、もっといい音楽を作ることができるって。だからチャートとかあんまり気にしていないんだ。オレたちの思いをわかってくれる人がいる限り、好きな音楽を追求していきたい。

──ヒットしたことで、何か自分へのご褒美はした?
【ルーク・ヘミングス】 実はたいしてお金はもらってないんだ(苦笑)。今って音楽やってても、がっぽり儲けられるような時代じゃないからね。
アシュトン ただヒットしたおかげで、憧れのスタジオでレコーディングできたり、憧れのアーティストと共演できた。また、アリーナ級のホールでライブもできる。それだけで最高の気分だよ!

──でも最高の瞬間を味わえている反面、犠牲になっている部分もあるのでは?
【マイケル】 確かにね。1Dとツアーすることが決まって、高校を中退して地元のオーストラリア、そして親元を離れて活動していかなければならなくなったときは辛かった。その気分が、アルバムのなかには入っているんだけど。でも今は、毎日をエンジョイできる術を得ることができたんだ。

◆1Dは雲の上の存在だけど、自分たちも負けていられない

──寂しさを紛らわせる対処法は、1Dのメンバーから教わったの?
【アシュトン】 特にないけど、彼らが一生懸命にレッスンする姿とか見ていると、自分たちも負けていられないなって気分になる。

──ツアー中は1Dのメンバーと遊びに行くこともある?
【ルーク】 一緒にツアーはするけど、あいさつ程度しかできないよ。雲の上の存在だよね。

──じゃあツアー中は、何をして気分を紛らわせるの?
【マイケル】 この間のアメリカツアーでは、みんなでゴーガートに行ったり、映画を観たね。そういえばさ、レコーディング中に全員でコスプレしたじゃん!ストリッパー、妖精、アメリカンコミックのヒーロー。

──楽しそう。
【マイケル】 うん、本当に4人でバンドやってて、すっごく楽しいし、このメンバーだからどんどん成長できるんだと思う。次のアルバムは、オレたちの真価が問われるものになると思うんだけど、最高なものができるって確信しているよ。

(文:松永尚久)

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