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読売中高生新聞が初めて主催するイベント『Yteen’s LIVE SPRING』が東京・原宿ASTRO HALLで開催され、住岡梨奈、ケラケラ、Silent Sirenの3組が出演した。
同新聞の読者層でもあるティーンエイジャーを意識してか、開演は放課後時間の17時、チケット代も¥2,000、場内販売はソフトドリンク&お菓子のみ。社会人客も若干名いたが、約300人の中高生で満員。会場内は開演を今か今かと待ちわびる熱気で溢れた。
そんな熱気の中、ステージにはアコースティックギターを携え住岡梨奈がステージに上がる。2月にリリースされた『Large & Small GIFT』に収められた「やさしくなれたら」を、歌詞ひとつひとつを噛み締めるよう丁寧に歌う。
「そろそろ桜が咲きますね。春にぴったりの曲歌います!」と荒井由実のカバー「卒業写真」を披露。ギターの弾き語りというシンプルな構成ゆえ、住岡梨奈のボーカルが会場の隅々にまで響き渡る。ラストは「皆さんにとって、何か響くものがあれば」と紹介しTV番組・テラスハウスで作った卒業ソング「言葉にしたいんだ」を歌いステージを降りた。
住岡梨奈が作った卒業ソングの流れに応えるかのように、ケラケラの1曲目は「さよなら大好きだったよ」。卒業式のキュンとした切ない気持ちをしっとりと歌い場内をじわっとさせるも、2曲目の「ひとつだけ」で一挙にヒートアップさせる。
ボーカルのMEMEは、中高生の頃にいろいろ悩んでいたことを話しながら「悩みとは次の一歩へ進むための選択。悩みをガンガン乗り越えて頑張っていこう!」と集まった中高生にメッセージを送る。そして「真剣勝負してくれますか?」と場内に問いケラケラ名物のパーティー・チューン「ケラケラじゃんけん」になだれ込み、ラストの「スターラブレイション」まで怒号の声援が飛び交う中、一挙に駆け抜けた。
最後に登場したのはSilent Sirenの4人。1曲目の「ラッキーガール」から元気よく飛ばしていく。今や日本武道館の単独公演を完売させるサイサイだが、デビューライヴはここ原宿ASTRO HALL。ボーカルのすぅ(吉田菫)は「ここでまたライヴができてホントに嬉しい!」と感激ひとしお。「(読売)中高生新聞のライヴなのに、なかには中高年も混じってる! これじゃ中高年新聞だよ!」と場内を爆笑の渦に包んで「でも全員、気持ちは中高生! 夢に向かって一生懸命に走っていく曲をやります!」と「stella☆」を演奏。…