3月14日（土）放送の『地球ドラマチック』（NHK総合　毎週土曜19:00～19:44）で「ツタンカーメンの謎～死の真相に迫る～」が放送される。3000年以上前に古代エジプトを治めた伝説のファラオ、ツタンカーメンはどのような人物だったのか？　最新の研究結果をもとに、黄金のマスクの奥に隠された素顔に迫る。
　
　ツタンカーメンは、9歳で即位し、19歳の若さで亡くなるまでの素顔は謎に包まれている。このほど、発掘されたミイラをCTスキャンで徹底調査した。身長はおよそ130センチ。腰とおしりの幅が非常に大きく、ずんぐりした体型。腰幅を強調したファラオの像は誇張ではなかった。また、最新技術で頭骨から顔のつくりを解明。ツタンカーメンの全身をCGでリアルに再現する。世界で初めてマスクの奥の素顔が明らかに！
　
　そして、ツタンカーメンのミイラには無数の骨折の痕があったが、生前の骨折は左ひざの1か所だけ。一方、左足指の付け根の骨がねじれているのは生まれたときからで、杖がなければ歩けず、激しい痛みを伴っていたのではないかと推測される。さらに、呼吸器系の持病もあった。このほど、ツタンカーメンの両親が兄妹であったことが判明。彼の病は近親結婚による遺伝的なものと考えられる。ツタンカーメンは健康問題に悩まされ続けていた。
　
　番組では、墓にあった様々な遺物についても検証。王の権力を象徴する豪華な古代の戦車に、足に障害があったツタンカーメンが実際に乗れたのかどうかを実験する。名高き王の意外な素顔が次々と明かされる。
　
　（2014年イギリス・カナダ）
　
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　【画像】ツタンカーメンの死の真相は？