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明石家さんまが2月28日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」にて、自身がMCを務める春の新番組「さんまのお笑い向上委員会」について語った。番組には今田耕司、ネプチューンの堀内健、土田晃之など豪華メンバーが揃うということで「今から興奮している」と話すさんまだが、現在のフジテレビについては「今、フジテレビって、凄い調子が悪いんですよ。過去の栄光が凄すぎるから」と不調を指摘した。
そんな厳しい状態にあるフジからのオファーに快く力を貸すこととなったさんまだが、在京キー局の中で唯一、テレビ東京に対してだけは、ある理由で出演を拒否しているのだという。
「さんまは30年ほど前にテレビ東京で『サタデーナイトショー』という番組をやっていたのですが、当時、深夜ながら全時間帯トップの視聴率を記録するほどのオバケ番組でした。もちろんスタッフや出演者は大喜び。そして“今後、10年、20年頑張りましょう”と誓い合った矢先、打ち切りが決定した。どうやらお色気番組が局の視聴率トップになるのはイメージ的によくないと上層部が判断したようなのです。さんまは、きちんと結果も出したにもかかわらず終わらせられたのが相当ショックだったようで、以降、わずかなVTR出演以外はテレビ東京とは関わっていません。一方、フジテレビには『オレたちひょうきん族』などの出演で恩があるため、今回の番組も引き受けたのでしょう」(テレビ関係者)
さんまといえば、昨年も長寿番組だった「さんまのSUPERからくりTV」(TBS系)が打ち切られ、悔しい思いをしている。それだけに、新番組への意気込みはかなりのものだという。
「番組は1日かけて収録し、何本撮りになるか分からないそうです。つまりトークや演者のバランスなどを見て、さんまが納得のできない収録だったら、5時間回しても30分に編集して放送する。3本撮れる時もあれば、1本の時もあるというスタイル。それほどさんまは新番組に賭けている。つまり今度こそ、数字も内容も満足のいくバラエティを本気で目指しているのでしょう」(前出・テレビ関係者)
さんまは不調が続くフジテレビの救世主となれるだろうか?