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3月14日、堺市総合福祉会館にて堺少女歌劇団初の本公演『想い出の一瞬!』(脚本:中村暁)が上演されました。
吉本興業株式会社が実行委員会に名を連ね、運営を協力している堺少女歌劇団。平成26年夏に発足し、現在は堺市在住の中学生から小学生の少女73人が所属。”じっくりと本物を作る”という堺の気質の中で活動しています。また、クリエティブプロデューサーに就任した宝塚歌劇出身の仙堂花歩の指導のもと、舞台の基礎からしっかりと学んできました。
この日、いよいよ初めての公演となった舞台『想い出の一瞬!』は、脚本・演出に宝塚歌劇団の演出家・中村暁さん、作曲・音楽監督に堺少女歌劇団テーマソング「Singing for you」も手がけた中島岳さんを迎えた本格的なお芝居、歌、ダンスで構成されており、吉本新喜劇からも島田珠代、高橋靖子、吉岡友見が特別出演し、舞台を盛り上げました。
上演に先駆けて堺少女歌劇団実行委員長の辰野邦次さんからご挨拶がありました。「竹山堺市長と吉本興業の大﨑社長との対談をきっかけに、堺東商店連合会が中心となってレッスンなどを行ってきました」と、これまでを振り返った辰野さん。少女歌劇団は、平成26年3月の団員募集から始まり、8月の製作発表に9月のレッスン開始、10月の堺まつりでのお披露目などを経て、活躍の場を広げてきました。「誰よりも歌や踊りがうまくなりたいと集まった団員たちが、公演ができるまで成長したことが誠に感慨深く思います。この公演を契機に、堺市に賑わいをもたらし、堺から世界へと羽ばたく歌劇団になれば」と今後の展望を述べられました。
続いてご来賓を代表して竹山修身堺市長からもお祝いの言葉がありました。「当初は、つい先日までお遊戯会をやっていたような少女たちに本当に歌劇ができるのかとヒヤヒヤドキドキしていました。でも、彼女たちの実績を見ていくうちにワクワクドキドキに変わりました。この公演が彼女たちの第一幕となります。”ものの始まりは堺から”と言われるように、堺は歴史や文化を育み、大切にしてきた街です。80年前にあった大浜少女歌劇団を復活させることは、新たな歴史の1ページだと思いますし、また堺から新たな芸能や文化のスタートを切れると思います。市民の皆様と一緒になって少女歌劇団や文化、芸能を堺から発信することをお約束したいと思います。今日は楽しみにしています」と堺少女歌劇団への期待と込めてエールを贈られました。…