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2015年4月より放送開始となるテレビシリーズ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』に先だって、『劇場版 シドニアの騎士』の劇場公開が3月6日より2週間限定ではじまった。本劇場版は2013年に放送されたテレビシリーズに未公開カットなどを交えて再構成を加えられた作品となる。
劇場公開を記念し3月6日(金)に新宿バルト9にて初日舞台挨拶が行われた。ステージには谷風長道役の逢坂良太さん、星白閑役の洲崎綾さん、緑川纈役の金元寿子さん、原作者である弐瓶勉先生、そして瀬下寛之副監督が登壇した。
瀬下副監督は、締め切りで大変な状態にある静野孔文監督の代理で来ていると前置きしつつ、劇場公開について「劇場にも耐えうる絵作りを目指して作ってきましたが、まさか本当に劇場映画になると思っていませんでした」と振り返り、「感無量です」と思いを打ち明けた。一方で、弐瓶先生はひと言、「……よかったです」。独特の間と簡潔な感想で笑いを誘った。
本編はTVシリーズ全12話分を再構成した作品。普通に編集してはダイジェストになってしまうため、話し合いの末、「長道と星白の出会いの物語」という構成にしたのだという。逢坂さんが「あのシーンだけは、ほぼノーカットでしたね」とTVシリーズ放送時にも語りぐさとなった長道と星白2人の漂流シーンをほのめかすと、観客も同じ思いだったらしく笑い声が上がった。洲崎さんはそのシーンがいちばん好きと打ち明け「何度見てもウルッと来る」と話した。
一方、お色気シーンも追加された纈を演じる金元さんは「追加があるって聞いて『やったー!』と思ったら入浴シーンで(笑)」と笑顔で振り返った。この追加シーンは静野監督の判断と弐瓶先生の同意の上、原作とは解釈の異なる描写をしているとのこと。
加えて、シネスコープでの上映となる本作は、画面サイズが16:9のTVシリーズでは見られなかった部分も明らかになっているという。そのひとつが長道と星白の漂流シーン。そこで画面隅に浮いている戦闘糧食の空箱には「コロッケ味」と描いているのだという。瀬下副監督によると他にもまだまだ多くのネタを仕込んでいるとのこと。
また、この日開催された「声優アワード」において、新人男優賞と新人女優賞を逢坂さんと洲崎さんがそろって受賞。それを祝して瀬下副監督と弐瓶先生から2人に、急遽用意したというシャンパンが贈られた。劇場公開初日に主人公とヒロインが同時に受賞という吉報に場内も沸いた。…