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19日「東京アニメアワードフェスティバル2015」(TAAF2015)が開幕し、オープニングセレモニーが催された。
このイベントは、一昨年まで東京国際アニメフェアの一部門だったアワードから独立した国際的アニメーションの祭典。今年も会場となる「TOHOシネマズ 日本橋」では各種上映やイベントが予定されている。
昨年、初の開催にあたっての運営の問題点を、本サイトは発展と継続を願うがゆえに強い調子で指摘した。
それから1年。2回目の開催となる今回のオープニングセレモニーは、公式サイトのトップページに告知もないままにスタートした。
昨年のレッドカーペットとオープニングセレモニーは、日本橋三井タワーの1階ロビーにて開催された。今年は、コレド室町の地下にあたる「江戸桜通り」。すなわち地下鉄三越前駅改札の正面へと場所を移しての実施となった。開催時間も、昨年の日中から夕方へと変更。多くのファンが、華々しいレッドカーペットとオープニングセレモニーへ足を運びやすい設定となった。
しかし、そこで取材陣が見たのは「閑古鳥」という言葉が似合う光景。昨年は、上映作品のひとつ『鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ』に声優として参加したタレント・本田翼らがレッドカーペットに登場したこともあり、多くのファンが詰めかけた。ところが、今年は一般向けの告知がなかったばかりか、芸能人などの参加がまったくなく、様相が異なっていた。
レッドカーペットに次々と登場したのは、実行委員長の内田健二氏ら関係者、セレモニー内で授賞式が行われた特別賞・アニメドールを受賞した原恵一監督、カナダ、ベルギーなどの大使館関係者、日本貿易振興機構(JETRO)関係者、短編・長編コンペのノミネート者、コンペ審査員という順であった。いかがだろうか、原監督は劇場版『クレヨンしんちゃん』の各作品で激賞され、5月公開予定の映画『百日紅』で注目されている監督なので、まだわかる。コンペの審査員やノミネート者もさもありなんだ。
しかし、大使館やJETROの関係者が手を振りながらレッドカーペットを歩くというのは、なんなのだろう。通例、レッドカーペットというのは、ステージに向かうカーペットに沿う形でファンが集い、歓声を上げるもののハズ。ところが、最初は何事かと足を止めていた通りがかりの人々も次々と姿を消し、後半は参列者が無人地帯を歩いてステージに向かう光景が誕生したのであった。…