人気グループ、ゴールデンボンバーの喜矢武豊が19日、初舞台・初主演の『ふしぎ遊戯』初日上演に先がけて囲み取材に応じた。リハーサルを終えたばかりの喜矢武は「調子が良かった。ぜんぜん噛まなくて」と手応えを感じたようで、「本番を見に来る方は、噛んだとしても気にしないでください。スルーして下さい」とファンに向けてお願いをした。

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　原作の少女漫画は、中学3年生の少女・夕城美朱（ゆうきみあか）を主人公とした冒険ファンタジー。今回の舞台では、美朱が吸い込まれてしまった本の中の世界で出会う青年、喜矢武演じる鬼宿（たまほめ）を主役に据える。

　人気作品を題材にした舞台で初主演を務める喜矢武は「なかなかないこと。誰かがゴールデンボンバーを使えば儲かると思ったんじゃないですかね」と分析。「声を張りながら会話をするのが大変で…」と舞台ならではの苦労を明かし、「（役者として）海外に行きたい」と真意は分からないが、ハリウッドデビューの願望も打ち明けた。

　ゴールデンボンバーとしての近況については「何もやっていない」と発言。「仕事がなくて。僕は舞台やるか、スノボーやるのかの二択でした。樽美酒研二なんかたぶん、ゴルフ三昧ですよ」と近況を予想していた。

　今後は歌をやめて役者一本になる可能性を問われ、すぐさま「歌ってもいないし音楽もやっていないですからね」と切り返し、「元々役者みたいなもの。今から音楽を頑張れないですよね」と語り報道陣を沸かせた。

　培った“演技力”で今に至ることについて触れ、「音楽やってなくて良かった。色んな仕事ができて。ありがとうございます、鬼龍院さん。音楽頑張ってください」とボーカルに感謝の言葉を送っている。

　舞台『ふしぎ遊戯』は、品川プリンスホテル クラブ eXにて3月29日まで上演。