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精神障がい者の8割が、就職によって「人生がよくなった」と回答

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精神障がい者の8割が、就職によって「人生がよくなった」と回答

精神障がい者の8割が、就職によって「人生がよくなった」と回答 

 LITALICO(リタリコ)は、同社が運営する就労支援事業所「ウイングル」を経て就職した313名を対象に、4月に「就職者アンケート」を実施した。

 1年前と比べて現在の自身の人生についてどのように感じますか?

所属している会社や仕事に約7割が満足

 同調査では、2012年・2013年に同事業所を経て企業・団体に就職した人のうち、「主な障がい種別」で「精神障がい」と回答した313名を対象としている。

 まず、自身の「人生」への満足度について尋ねたところ、「大変満足している」が10.7%、「やや満足している」が32.0%で、合わせると4割が現状に満足していることがわかった。特に「1年前」と比較すると、約8割が「(とても/すこし)よくなった」と回答している。

 現在所属している会社ついては、28.2%が「大変満足している」、41.7%が「やや満足している」と回答した。業務内容についても、 7割弱が「(大変/やや)満足している」と回答しており、所属先や業務との相性のよさが、自身の状況への満足度につながっていることがうかがえる。

 所属している会社についてどのように感じますか?

 給与面では、「満足している」の回答は3割程度に低下し、「不満」が4割を超える結果となった。キャリアパスに関する質問に対しては、7割近くが「描けない」と回答している。現状には満足しているものの、将来の生活に関しては不安を抱えているようだ。

 就職してから最も大変だった時期について尋ねたところ、6割以上が「就職してから3カ月以内」と回答した。「就職後3カ月~6カ月」を含めると85%近くになり、新しい環境に対する不安が大きい就職直後が、職場定着のためのサポートが重要であることがわかる。

 就職してから最も大変だった時期

 会社に今後求めたいことを聞くと、「昇給」「雇用形態の変更」が上位を占めた。回答者の現在の雇用形態はパート・アルバイトが約6割を占めており、給与の向上と安定した雇用形態への変更を求める声が多い。

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