3月11日に開幕するイタリアのティレーノ～アドリアティコ。ドイツのトップスプリンター、マルセル・キッテル（ジャイアント・アルペシン）がウィルス感染のため欠場することが3月9日に発表された。 キッテルは、自らの容態について次のように語っている。 「ツアー・ダウンアンダーの後、ウィルスに感染し、その後一度も100％回復していないんだ。ツアー・オブ・カタールは出走できるぐらいよくなったけど、レース中はだんだん具合が悪くなって、チームの指示でしばらくバイクを降りていたんだ」 「シーズン序盤のレースへの準備はすごく忙しくて、ウィルスと無理のしすぎで今は休まざるをえない。すぐにバイクに乗れるはずだけど、まだゆっくりするよ。もちろん残念だけど、健康と調子を取り戻すことが今の最優先なんだ。シーズンはまだ長いしね」 チームドクターのアンコ・ボーレンス医師は「マルセルは広範囲に渡る検査を受けたが、ありがたいことに隠れた健康上の問題は見つからなかった」と説明している。 ジャイアント・アルペシンは代わりにニキアス・アルント、ルカ・メスゲツらのスプリンターをティレーノ～アドリアティコに送り込み、勝利を狙う。 ●2015年ティレーノ～アドリアティコ　ジャイアント・アルペシン出場メンバー ニキアス・アルント（ドイツ） ベルト・デバッケル（ベルギー） シモン・ゲシュケ（ドイツ） チャド・ハガ（アメリカ） ティエリー・ウポン（フランス） ルカ・メスゲツ（スロバキア） アルベルト・ティマー（オランダ） トム・フェーレルス（オランダ）