ベルギーの2015年西フラーンデレン3日間、3月8日の最終第2ステージはニーウポールト～イフテゲム間の184.5km。オランダのダニー・ファンポッペル（トレックファクトリーレーシング）がゴールスプリントを制し、ステージ優勝を挙げた。 レース序盤にできた7人の逃げに17人が新たに加わり、24人の強力な先頭集団が形成される。メイン集団は前日のような逃げ切りを食い止めようと激しく追走し、残り6kmでようやく吸収する。 最後は約50人でのスプリント争いとなり、兄のボーイ・ファンポッペルのリードアウトから弟のダニーが勝利をつかみとった。ダニーは 2014年西フラーンデレン3日間第1ステージでプロ初勝利を挙げており、相性のいいレースだった。 2位はクリス・ボエックマン（ロット・スーダル）、3位にはミカエル・バンスタイエン（コフィディス）が入った。またイブ・ランパート（エティックス・クイックステップ）がタイム差を守り切り、総合優勝を獲得した。 ダニーは「石畳でクラッシュが発生し、僕は後ろに取り残された。逃げを連れ戻すのは簡単じゃなかったね。終盤はみんなが最高のリードアウトをしてくれた。特に最後のボーイだ。兄弟にとって夢のようだね！　とれもうれしいよ」と喜んだ。 ボーイも「ラスト200mでダニーが僕のそばに飛び出してきた。完璧なリードアウトだったね。ダニーを祝福するよ」と弟を称えていた。