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サンプドリアに所属するカメルーン代表FWサミュエル・エトオが、古巣チェルシーの人種差別事件について、ファン全体を代表するものではないと擁護した。イギリス紙『デイリー・ミラー』が報じている。
2月に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、チェルシーは敵地でパリSGと対戦。同試合前にパリ市内の地下鉄で、チェルシーのサポーター集団が、黒人乗客の乗車を妨害していたことが問題となっていた。
エトオは9日、国際NGO組織「the European Council on Tolerance and Reconciliation (ECTR)」から、人種差別に屈しない姿勢を称えられ、ヨーロピアン・メダル・オブ・トレランスを贈られている。
受賞の際にエトオは、「僕は(チェルシーの)差別行為の映像を見てショックを受けた。でも、幸せなことにチェルシーには何百万人ものファンが世界中にいる」と一部のファンの行為がチェルシー・ファン全体を代表するものではないと主張。さらに「(事件に関与した)5人、10人のファンは、他のファンとは全く違うよ」と付け加えている。
エトオはレアル・マドリード、マジョルカ、バルセロナ、インテル、アンジ・マハチカラ、エヴァートンでプレーしており、3度のチャンピオンズリーグ優勝経験を持つスターだが、これまで差別も受けてきた。
2006年バルセロナ時代には、試合中ボールに触れると相手サポーターから猿の鳴き声をまねたような差別的チャントを受けたこともあった。インテル時代にも、相手サポーターから人種差別のチャントを受け、審判が試合中止を言い渡したこともあった。それでもエトオはゴールを重ね続けている。