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3月11日からアメリカ・インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/ハードコート)。
木曜日に行われた準々決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が不戦勝でベスト4進出を決めた。相手のバーナード・トミック(オーストラリア)が背部の故障で棄権したためだ。
トミックが棄権を発表したのは試合開始の5時間前のことだった。今大会では3度の優勝経験を持つジョコビッチは、ここまでの3試合をいずれもストレートで勝ってきており、また、トミック相手にもこれまで3戦全勝だった。
棄権の知らせを聞いた場内のファンからは野次が起きていた。
ジョコビッチの準決勝の相手は第4シードのアンディ・マレー(イギリス)となった。マレーは第12シードのフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を6-3 6-4で下しての勝ち上がり。これが彼にとっては497試合目の勝利となり、オープン化以降でのイギリス人男子としては、ティム・ヘンマン(イギリス)の記録を抜いて最多勝となった。
マレーがこの日落としたサービスゲームは第2セット5-2とリードして迎えたサービング・フォー・マッチのゲームの一度だけで、ロペスを相手に10試合目で10勝目を挙げた。
「彼はいつもネットに出てくるから、僕はそれをさせないようにするんだ」とマレー。「僕はパッシングショットが得意だからね。そこが大事なんだよ。彼によりコートの後ろでプレーさせることが大事なんだ。彼とベースラインでのラリーに持ち込めれば、僕はより多くのポイントで有利に展開できるからね」。
ジョコビッチとマレーの対戦成績は16勝8敗で、ジョコビッチがリードしている。
「全体的に見て、彼はフレッシュな状態で準決勝を迎えるだろう。僕にとってはそれもタフなことの一つだ」とマレー。「でも、僕も今週はいい感じでプレーできている。土曜日に向けて今のレベルを上げていければ、僕にもチャンスがあると思っているよ」。
トミックの今季のスタートは力強いもので、ここまでの7大会中、6大会でベスト8に進んでいた。全豪オープンだけが4回戦止まりだった。
トミックは今大会でも3回戦でダビド・フェレール(スペイン)をストレートで倒し、2013年7月以来のトップ10選手相手の勝利を記録していたばかりだった。また、彼は4回戦では同じオーストラリアのティーンエイジャー、タナシ・コキナキスと対戦し、フルセットで勝っていた。…