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18番でバーディーパットを決め喜ぶ李知姫(左)=15日、高知・土佐CC
プレーオフ3ホール目。先に打った鈴木のバーディーパットが外れた。李知姫は9メートルの距離を物ともしない。「前の2ホールが短かったから、しっかり打とうと思った」。雨で重くなったグリーンを計算して打ち抜き、ウイニングパットがカップに吸い込まれた。
1打差で首位を追った18番で、20メートルの下りスライスを沈めてバーディーを奪った。鈴木に追い付き、プレーオフもパットで制した逆転V。「本当に久しぶり。ほっとしている」。2012年の中京テレビブリヂストン以来の優勝に、ベテランは満面の笑みだった。
室内でのパッティング練習を新たに取り入れ、精度が上がったという。「外でやると、カップばかりが気になった。部屋で短い距離を繰り返すことで、ストロークが一定してきた」。グリーン上で攻める気持ちも増した。
何度も賞金女王を争った36歳。勝利から遠ざかっている間、全美貞、アン・ソンジュら同じ韓国の後輩が台頭した。「でも、これでまだ戦えるという気持ちになった」。16年目の日本ツアーに闘志がみなぎった。