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勇将の下に弱卒なし――。チームの命運を握るのは、やはり指揮官。「戦力差」を跳ね返す真の名将は誰だ!?
球春到来――。オープン戦たけなわだが、今季はセ・パ両リーグで5人の新人監督が誕生。例年になく”新鮮”なペナントレースになることは間違いない。
「監督がどんな野球をやろうとしているのか、それを明確にして、チームに浸透させなければ勝利はおぼつかない。その意味で、監督の存在は非常に大きい」
と言うのは、巨人、中日などでコーチを歴任した黒江透修氏。投打の戦力の充実はもちろんだが、各チームの「監督力」こそが、ペナント優勝を占う大きなカギとなるのだ。以下、セ・パ12人の指揮官の監督力を総点検してみたい。
まずは、両リーグの昨季のペナント覇者、巨人とソフトバンク。監督に関しては、両チームは好対照だ。
巨人の原辰徳監督は、今季で通算12年目となる。
「昨季はかろうじて優勝はしたものの、日本シリーズに出られず、日本一奪回が至上命題。ところが、選手の高齢化もあってこれがなかなか難しい」(巨人番記者)
そこで、原監督は「チームを解体するつもり」で、大胆な改革に乗り出した。
それが、阿部慎之助の一塁コンバートであり、澤村拓一(ひろかず)の抑えへの転向である。
「慎之助を一塁にコンバートしたのは、私の勝負でもあります。結果が出なければ、私も叩かれる……」
と決意を語る原監督だが、その実績は申し分なし。これまで、リーグ優勝7回、日本一2回と、「名将」と呼ぶにふさわしいものだ。
ただ、数年前から周囲には「もう疲れた」と漏らしているという。
「彼の精神的な疲労はピークに達している。2年契約が今オフに切れるのでシーズンの結果によっては勇退の可能性もある」(事情通)
主力選手が高齢化し、得意のFA補強でも本命に逃げられた巨人。頼みの綱は、経験豊富な指揮官の采配のみかもしれない。
一方、昨季日本一に輝いたソフトバンクは、監督経験どころが、コーチ経験すらない”ド新米”工藤公康(きみやす)監督を指揮官に据えた。
黒江氏は、ここが”心配の種”だと指摘する。
「新監督5人の中で、工藤監督が一番心配です。前任の秋山監督は、コーチを信頼して、彼らに任せる体制をとっていましたが、キャンプを見ると、工藤監督は何から何まで自分でやりたがるようなそぶりを見せています。あれではうまくいかないのでは……」
新米ながら、参謀であるヘッドコーチを置かなかったのも気になるところ。…