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新調したユニホームを着て、甲子園練習に励む松山東の選手ら=17日、甲子園
選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する松山東(愛媛)と桐蔭(和歌山)が、そろって甲子園練習に臨んだ。松山東は82年ぶり、桐蔭は53年ぶり。歴史の重さをかみしめながら、夢舞台の土を踏んだ。
松山東は新調したユニホームを初めて着用した。純白で胸に黒の「MATSUYAMA」。文字の並びを、OB会の提案でアーチ状に変えたという。昭和初期などに強豪として鳴らした頃の復刻版。堀内準一監督(48)は「伝統の誇りとブランドを感じる」と話した。
1892年の創部には、正岡子規が関わったとされる。「野球部の重みが選手のプレッシャーにならないようにしなければ」と堀内監督。「背伸びせず、全力を出し切ってほしい」と期待した。
甲子園練習の開始前、整列してあいさつする桐蔭の石井佑典主将(右端)ら=17日、甲子園
桐蔭ナインはきびきびとした動きで、甲子園を駆けた。部員19人の小所帯をまとめる身長159センチの小柄な二塁手、石井佑典主将(17)は「1年生(新2年生)は少し緊張していたけど、他は皆はつらつとしていた」。今春卒業の元部員8人が練習をサポートしてくれた。結束力が強みだ。
1897年創部。旧制和歌山中時代に夏の選手権、春の選抜とも第1回から出場した。石井は「今回の出場は伝統の力が大きい。しっかりと恩返ししたい」と誓った。