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◇オープン戦 巨人1-6ロッテ(2015年3月22日 東京D)
試合後。巨人・原監督は、苦笑いを浮かべた。振るわない打線について「役者はそろったが不安は残るか」と聞かれた時だ。
【写真】わずか4安打でオープン戦6連敗に厳しい表情の巨人・原監督
「もうね、役者はそろっているというところに多少の光明があって。後は個の力量というものをいい状態にするということが必要でしょうね」。シーズンへの準備期間で、指揮官が求める「個の力」を十分に示すことができなかった。オープン戦は6勝11敗1分け。しかも6連敗で終えたのは92年以来、23年ぶりの屈辱だ。
ロッテの唐川―イ・デウンの継投の前に4安打1得点と沈黙した。オープン戦のチーム打率・212は12球団中11位。3本塁打はワーストだ。この日、4番に座ったセペダは、2三振を含む3打数無安打。最後の3試合で7打数無安打に終わり「完璧な結果が出ているわけじゃないが、調子は悪くはない。自分を信じてやっていく」と懸命に前を向いた。
村田が実戦7試合ぶりに1軍復帰。しかし、ベストオーダーで臨みたい最終戦に、開幕4番が決定的な阿部が欠場した。前日の試合の守備で右肩に打球を当てて負傷し、フリー打撃も不参加。幸い軽傷とみられ、指揮官も「打撲して腕が上がりづらいということだったので。“あしたのための、その一”(今後に大事を取った)というところ」と説明したが、核を失った打線の破壊力不足があらためて浮き彫りとなった。
開幕まで残り5日。原監督はチーム状況を「ペナントレースに入ってから(戦力を)構築する時期がくるかなと。現状では、そこまで固まっていないというところ」と評した。リーグ4連覇、3年ぶりの日本一奪回へ。「水鉄砲」「紙鉄砲」打線からの脱却は急務だ。
≪23年ぶり6連敗締め≫巨人のオープン戦6連敗は94年に初戦から記録して以来。今季のようにオープン戦最終試合まで6連敗を喫したのは92年以来23年ぶりになる。92年はオープン戦を7勝12敗1分け(勝率.368)で阪神と並び最下位。公式戦でも序盤は調子が上がらず6月には最下位と出遅れた。その後、追い上げたものの優勝したヤクルトに2差の2位でシーズン終了。