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W杯で2位に入り、表彰台の最年長記録を更新して喜ぶ葛西紀明=15日、オスロ
【オスロ時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は15日、オスロで個人第29戦が行われ、42歳の葛西紀明(土屋ホーム)が2位に入り、自身の持つ表彰台の最年長記録を更新した。
葛西が高々とVサインをして表彰台に上がった。「ノリアキー!」の歓声が上がるスタンドに向けて花束を投げ込むと、思わず手袋も一緒に手放してしまうハプニング。ジャンプと同じく年齢を感じさせないはしゃぎぶりで、喜びを体現した。
1回目はW杯3連勝中で、総合得点でもトップを走る1位のフロイント(ドイツ)と4.5点差の2位。「久しぶりに後ろ(の順番)で飛ぶ緊張があった」という2回目。ミスをしない相手に「自分も完璧なジャンプをするしかない」と気負いが出て、踏み切りがやや遅れた。それでも、1回目と同じ128.5メートルまで伸ばし、「助走でうまく乗れて、(飛び出す)方向、パワーがうまくかみあっているので、あそこまでいけた」。ミスを補えたジャンプに納得した。
W杯ジャンプ男子で2位に入った葛西紀明の飛躍=15日、オスロ(AFP=時事)
個人の残り2戦は「(踏み切りの)タイミングが勝手に合ってしまう」と自信を持つフライングヒル。荒れた天候が続いた北欧シリーズでも5戦中3戦で5位以内に入り、調子は上がっている。「ますますフライングが楽しみになってきた。いっちゃうよこれは」と高らかに笑った。