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【AFP=時事】国際テニス連盟(ITF)は18日、ここ5年間で2度目のドーピング違反を犯した米国のウェイン・オデスニク(Wayne Odesnik)に対し、歴代最長となる15年間の出場停止処分を科した。
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世界ランク267位につける29歳のオデスニクは、この発表を受け引退を表明している。
昨年12月に行われた競技外のテストで、オデスニクからは運動能力向上薬の陽性反応が出ていた。ITFが数カ所の研究機関に送ったオデスニクの尿サンプルからは、アナボリックステロイドが検出されている。
ITFは世界反ドーピング機関(WADA)との共同声明で、「WADA公認の研究所へサンプルが送られ、メテノロン(methenolone)」などが検出されたと発表し、出場停止期間が明けるのは「2030年1月29日の深夜」としている。
オデスニクは2010年にヒト成長ホルモン(HGH)を所持していたとして2年間の出場停止処分を受けていたが、ITFの反ドーピングプログラムに協力したことで、その期間は1年に短縮されていた。
オデスニクは引退を声明の中で、摂取した店頭販売のサプリメントの中に禁止薬物が含まれていることを知らなかったと明かした。
「検査の結果が陽性だったことを知り、悲しみに沈んでいる。ショックを受けた気持ちと落胆を表すことができない。故意に禁止物質を消費したことは決してなかった」
出場停止に加えて、オデスニクは今季出場した全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)とチャレンジシリーズ2大会の賞金が没収されることになる。【翻訳編集】 AFPBB News