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シングルス第1試合でリターンショットを放つ錦織圭=8日、カナダ・バンクーバー(AFP=時事)
最後はサーブで崩してからの強烈なフォアハンドで決めた。3時間5分の戦いを制した錦織が、チームメートの方を見て力強くガッツポーズ。国別対抗戦ならではの光景だった。
負ければ日本の敗退が決まる一戦にも「落ち着いてやろうと心掛けた」。流れが行ったり来たりする中、ビッグサーバーとして名高いラオニッチの第2サーブに対して攻める作戦を徹底した。
互いに譲らず迎えた最終第5セット。先にブレークしながら第6ゲームでブレークバックされ、「気持ちが切れそうになったけど我慢した」。すると、第9ゲームで好機が訪れる。ラオニッチの第1サーブの確率が落ちたところで、ベースラインより前に入って打つ攻撃的なリターンを浴びせて主導権を握り、ブレークにつなげた。
大事な局面で相手を上回ることができるのも、実力の表れだろう。いつも、もつれた試合になる1歳下のライバルとの対戦。「精神的にも大変だった」と言いながら、自身のプレーに満足できた。
「チームのために勝ててよかったし、自分の目標としていた2勝もできてうれしい」。エースの本領を発揮し、役割をしっかり果たした。(バンクーバー時事)