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長期離脱の柏DF増嶋へ…吉田達磨監督「彼のためにも勝ててよかった」
[3.17 ACLグループリーグ第3節 柏2-1山東魯能 柏]
山東魯能戦以前の公式戦5試合のうち、4試合に先発し、柏レイソルの最終ラインをDF鈴木大輔とともに支えていたDF増嶋竜也。13日のJ1第1ステージ第2節の仙台戦で負傷交代を余儀なくされ、この日の先発に名前がなかったが、試合後、チームから「左膝前十字靭帯損傷より全治約7か月」の重傷であることが発表された。
試合後の会見で、試合の感想を問われた吉田達磨監督は、開口一番、増嶋のことを語り始めた。「レギュラーのCBとしてずっとプレーしていた増嶋が、軽くない怪我を負いまして。今年30歳になる彼が短い期間の中で見せた姿勢と、見せた成長と、チームにもたらした貢献を考えると、我々にとっても痛い」と心痛の念を明かす。さらに指揮官は、この試合を臨むにあたっての心理状況も続けた。「成長を続ける強い意志で、恐怖と戦いながらトライした彼のことを考えながらプレーをする状況になった」。
鈴木の相棒はDFエドゥアルドが務めたが、「代わりに出た選手はマスの代わりではないですし、それぞれの良さがある」という理由から、増嶋の欠場をチームのモチベーションに変換することはなかったという。それでも吉田監督は「彼のためにも勝ててよかった」と、長期離脱を強いられた背番号「5」をおもんぱかっていた。
(取材・文 奥山典幸)
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