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△名古屋3−3松本△(7日)
チームの創設からちょうど半世紀。節目の年に迎えた初のJ1開幕戦で、松本が歴史的な勝ち点1をつかみ取った。
同点の試合終了間際のPK。闘莉王がゴール中央に蹴ったゆるいシュートを、GK村山が倒れ込みながらも体で止めた。「真ん中に蹴ってくると思っていた」と読み切った村山の大仕事。アウェー側のゴール裏を緑色で埋め尽くした1万人以上の松本サポーターから、歓声が湧き起こった。
1965年に結成された市民チームを前身とする松本は、昨季J2で2位に入り、J1初昇格を果たした。念願の大舞台でも、正確なセットプレーという自分たちの長所を生かし先手を取った。
前半32分に岩上の左コーナーキックから新外国人のオビナがJ1初ゴール。一度は追いつかれたが、後半18分に岩上の右コーナーキックからの流れで、池元が勝ち越しゴール。後半31分には追加点を奪った。
ところが、もう一つの持ち味だったはずの堅守は90分通じたとは言い難い。守備の意識自体は高かったが、体力の落ちた終盤にほころびが出た。闘莉王を前線に上げる名古屋のパワープレーに耐えきれず「パニックになってしまった」(飯田)。2点のリードを守りきれず、同点にされてしまった。元名古屋の田中は「J1は甘くないと言い続けていたのに、みんなわかっていなかった」と悔しがった。
「ストロングポイントは出せた」と言う一方で「すきを見せたらやられるのがJ1」とも語った反町監督。手応えと勝ち点2を失った苦さが交錯する開幕戦だった。【岸本悠】