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10日、元ドイツサッカー連盟会長でFIFA(国際サッカー連盟)のエグゼクティブ・コミッティーであるテオ・ツヴァンツィガー氏は、カタールが2022年ワールドカップの開催地に選ばれたことはFIFAにとって最大の過ちであるとの見解を示した。イギリス紙『テレグラフ』が10日に伝えている。
FIFAは2022年W杯の開催地決定における招致活動で幹部の買収があったのではないかという不正疑惑にゆれている。ツヴァンツィガー氏によると、不正疑惑に関する調査で、開催国を決定する過程での不正が発覚すれば、カタールでW杯が開催されないことは起こりうると話す。
「不正な選出の間違いを正すのに最も適切な解決策は、カタールでワールドカップを開催しないことだ。ただし、カタールを開催地として選出した過程で、FIFAの倫理規定に違反する行為が調査で証明された場合のみ可能なことだが」と、ツヴァンツィガー氏は地元ミュンヘンのラジオ局で語った。
昨年の5月、ツヴァンツィガー氏はカタールの酷暑に言及しながら、「カタールはいくつもの理由で開催地として適切ではない」と述べていた。
カタール開催のために、FIFAはW杯の日程を冬へ移すことを検討しており、ヨーロッパの各リーグとの日程調整が問題となっている。またカタールは、サッカースタジアム建設のために外国人労働者に過酷な労働条件を課しており、彼らに対する人権侵害も非難の対象となっている。
ツヴァンツィガー氏は、「開催地となる国は、サッカーの大会もスポーツイベントとして適切なモラルに基づいて行われなければならないことを、肝に命じなければならない」と指摘している。