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菌・カビは、リビングの低い場所に多く存在
花王はこのほど、家の中にあるホコリを採取し、菌・カビについて実施した調査結果を公表した。
同調査は、2パターンで7月に実施した。1つ目は首都圏の4世帯を対象に実施。室内3カ所(リビング床、棚の上及びテレビ裏、照明のカサ)で、ホコリ16サンプルを採取。もう1つは首都圏の8世帯にて、室内6カ所(棚の上及びテレビ裏、カーテンレール、リビング壁、リビング床、トイレ床、ラグ及びカーペット下)で、48サンプルを採取。それぞれ菌・カビ数を測定・同定した。
ホコリは舞い上げずマメに掃除を調査の結果、採取したホコリサンプルのほとんどに菌・カビが存在していた。菌・カビは、ホコリ1g中に約数万~数千万cfu(個)程度存在し、屋内外から飛散した菌やカビは、ホコリに蓄積しやすいことが推測された。
採取したホコリを培養し、菌・カビの種類を確認したところ、自然界に広く分布している好気性芽胞菌や、ヒトや動物からよく分離されるカタラーゼ陽性グラム陽性球菌が多く検出された。また床からは、大腸菌群が多数検出された(今回の調査で、大腸菌は未検出)。また、検出されたカビの種類は、一般的な黒カビが中心だった。
家の場所では、ホコリ1gあたりに存在する菌・カビ数は、高い場所よりも低い場所の方が多く、人の動線上に多い傾向があった。床にあるホコリの菌数は、トイレよりもリビングの方が多いという結果が現れた。
場所別生菌数の平均値
子供のいる家庭と、いない家庭から採取したホコリの菌数を比較してみた。その結果、子供のいる家庭の方が菌数が多く、特にリビング床の菌数が多い傾向がみられたとのこと。
戸建、築15年以上の同居子ども有無の家庭で菌数を比較