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矢野経済研究所では、国内の住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査を実施した。調査期間は7月~9月(2013年第3四半期)。
同調査は、同社専門研究員による市場規模算出および文献調査によって行われたもの。「10m2超の増改築工事」、「10m2以下の増改築工事」、「設備修繕・維持関連」、「家具・インテリア等」の4分野を「住宅リフォーム市場」と設定している。
2013年第3四半期(7~9月)の住宅リフォーム市場規模は1兆7,961億円(速報値)。前年同期比で10.6%増と推計され、2008年秋のリーマン・ショック以降、第3四半期としては最も高い市場規模となった。
また、2013年1~9月期の住宅リフォーム市場規模は、前年同期比で10.5%増の4兆8,866億円(速報値)と2年連続で増加。2003年以来4.8兆円台を回復し順調に推移しており、これは年初からの株価上昇などによる資産効果が、住宅リフォーム市場にも好影響を与えたものと推測されるという。なお、工期の要する大型リフォームでは、来春の消費増税の経過措置を見込んだ駆け込み需要も一部発生した。
同社では、2013年は年初より好調だったことをうけ、住宅リフォーム市場の年間予測は、大震災やリーマン・ショックなど大きく市況に影響をおよぼす要因がない限り、前年を割り込む見込みはほぼないとみている。このことから、今年の住宅リフォーム市場規模は6.3~6.7兆円と予測され、前回調査時(2013年第2四半期)より上方修正した。さらに、来春の消費増税を見込んだ駆け込み需要がこれから本格化する可能性もあるため、「2014年3月期までこの好調は継続する」と分析している。