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年齢とともに賃金が上がる年功制の見直しが相次ぎ、ホンダをはじめ、日立、パナソニック、三井物産などが改革に踏み切った。大手企業でこうした動きがある一方、中小企業は人事制度をどう考えているのか。
人事評価システム・運用支援を専門とするあしたのチームは、中小企業の経営者400人を対象に、年功制をテーマにインターネット調査を実施した。調査は2015年2月26~27日に実施し、従業員300人未満の会社の経営者から回答を得た。
廃止に否定的なのはわずか10.8%
あなたの会社は人事制度や慣習で「年功序列」と「成果主義」とで、どちらが強く感じられるかという質問に対して、「『年功序列』の人事制度や慣習が強い」、「どちらかというと『年功序列』の人事制度や慣習が強い」と回答した経営者が合わせて40.8%となった。一方「成果主義」の人事制度や慣習が強いと感じると答えた人は全体の59.3%と、「年功序列」を18.5ポイント上回った。
「年功序列制度廃止」についてどのように感じるかを聞くと、「良いと思う」「まあ良いと思う」が54.3%と半数以上を占めた。また、廃止に否定的な答えを選択した人は、全体のわずか10.8%ととどまった。
年功序列制度を廃止した場合、成果があがるのは「若者(20~30代)」と「ベテラン (40代以上)」とでどちらだと思うかをたずねると、「若者」の方が成果があがると答えたのは38.5%で、「両方とも成果が上がる」という人も35.8%いた。
経営者が考える年功制のデメリットとして最も多く挙がったのは、「成果や頑張りと昇進や賃金アップの連動されない」ということ。一方でメリットとしては「上司が部下を指導しやすい」という回答が一番多かった。
調査に協力した経営者400人に今期の業績を予想してもらうと7割が黒字と答え、その中で昨年と対比して120%以上としたのが41人。そのうち75.6%が「どちらかと言うと成果主義」「成果主義」の人事制度や慣習が強い会社だという。<J-CASTトレンド>