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3月は別れと旅立ちの季節。入学や就職を機に上京する若者はこの春も多いだろう。はたして、どんな人と出会うのか、どんな出来事が待ち受けているのか? 新生活への期待と不安、故郷を離れる寂しさを胸にかかえ、東京に降り立つ。心細さの募るそんな瞬間に、もし故郷の家族や友人からサプライズエールが届けられたら――。
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上京する若者が続々とやってくるこの時期、そんな心温まるプロジェクトをau(KDDI)が仕掛け、その模様を撮影した動画が注目を集めている。
「SYNC YELL」と呼ばれる同プロジェクトは、「上京する人」と「地元で見送る人」たちの心をスマホでつなぐというもの。上京した人が駅を出ると、駅前に設置されている大型ディスプレイのセンサーが本人のスマホを感知。突然ふるさとからのビデオメッセージが流れるというしくみだ。
ネタばれになるので紹介は一部にとどめるが、動画では3人の若者が登場し、サプライズエールを受け取る一部始終が収められている。そのうちの1人、倉本千尋さんは4月から本格的にモデルの仕事を始めるために上京。千尋さんが駅を出ると、なぜか傍らから千尋さんを呼ぶ母親の声がする。声をたどって視線を送った先には、大型ディスプレイに映る等身大の母親の姿が…。思いもよらない展開に驚きの笑みを浮かべる千尋さんだが、「本当は上京してほしくないと思っていた」「心配しなくていいから、生きたいように生きなさい」と娘を思う母の言葉に耳を傾けるうちに、いつしか瞳には涙があふれてくる。
さらにこのビデオメッセージにはもうひとつ、心温まる仕掛けがある。ビデオメッセージのラストでディスプレイにスマホを近づけると、このメッセージがスマホに吸い込まれるようにして、「心願成就」のお守りとして保存されるのだ。自分を勇気づけたビデオメッセージが手許のスマホにお守りとなって存在し続けることほど、心強いことはないだろう。
実は、auが今回のような取り組みを行うのは、初めてではない。昨年のクリスマスには東京と大阪、離れて暮らすカップルの“距離”をつなぐべく、「SYNC DINNER」と銘打ったプロジェクトを企画。ディスプレイ越しに2人がレストランでディナーを楽しむ様子を動画で公開した。テーブルを挟んで映しだされた2人のやりとりは、時間差なく完全なリアルタイム。高解像度の画面もあいまって、目の前に相手がいるかのようだと多くの視聴者を驚かせた。…