[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
「ケガ防止のためには、運動前にストレッチ」というのが定説ですが、実は、逆効果になることも!?
2月18日放送のNHK「ためしてガッテン」では、運動前のストレッチで、腰を痛めたり、ねんざをしやすかったりと、体の不調に悩むようになった人の例が紹介されていました。
番組によると、実は、1998年に「ストレッチにケガの危険性を減らす効果はない」という研究内容が発表されているのだそう。ストレッチでは、柔軟性はアップするものの、筋力がアップするわけではありません。冷え解消や高血圧・動脈硬化の改善、肉ばなれや筋断裂の予防効果はありますが、ねんざや骨折といったケガを予防するというわけではないのです。
■運動前におこなうストレッチ、運動後におこなうストレッチ
ではどうすればいいかというと、運動前には「伸ばすだけ」のストレッチではなく、可動範囲の8割程度で関節を繰り返し動かす「動的ストレッチ」をおこなうこと。これにより筋繊維が発熱して体温が上がり、筋肉の弾力がアップすることが期待できるそうです。なんと2分行うだけで、柔軟性だけでなく、筋力もアップすることが判明したとのこと。また交感神経を活性化させて体を活動的にすることから、運動前や起床後などこれから活動を始めるときに行うと良いようです。
■動的ストレッチの方法
1)足のストレッチ
イスや壁に片手をついて立ちます。
膝を曲げ、片足を持ち上げ、前後に振り子のように動かす。(左右の足で10回ずつ)
2)肩のストレッチ
右手の先を右の肩につけます。
体が動かないようにしながら、肘を大きく回します。(左右の腕で、10回ずつ)
体を伸ばす従来のストレッチは、副交感神経を働かせることからリラックス効果も期待できるので、運動後の整理運動や、就寝前に行うのがおすすめ。
「伸ばす」ストレッチは活動後、「動かす」ストレッチは活動前。ストレッチも、なんとなくやるだけでは効果半減なのですね。これからおこなう活動を考えたストレッチが必要ということのようです。