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春キャベツや新玉ねぎ、新じゃがなど旬の採れたて野菜が並び始める季節。ちなみにその効果もあってか、4~5月は全国で最もじゃがいもが食べられる時期なのだとか。
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筆者も例に漏れず新じゃがを探しにスーパーへ。ところが今年は、「よくねたいも」という何ともゆるいネーミングのじゃがいもが目に留まりました。…こんないも、あったっけ?
パッケージには“熟成”の文字。熟成肉は最近よく聞くけど、じゃがいもは初耳です。気になったのでこちらを買ってみることにしました。
◆いもは寝かすと甘くなる?
今回購入したのは、ホクレン(ホクレン農業協同組合連合会)から販売されている「よくねたいも」シリーズのメークイン。同シリーズは、空気中の成分を調整する“CA(Controlled Atmosphere)貯蔵”により、野菜の呼吸を抑制して“眠ったような”状態で熟成させた商品とのこと。これにより長期間保存しても発芽せずに、デンプン質が糖に変化していくのだとか。
今まで流通が少なかった春に北海道産のじゃがいもが食べられるのは興味深いですが、実際にどれくらい味が違うのでしょうか?早速食べてみたいと思います。
◆いつものメークインにはない甘さと食感
まずは、そのままゆでて食べてみました。
もともときめ細かい口当たりが特徴の品種ですが、更にねっとりと濃厚な食感が増し、さつまいもに似た上品な甘さも感じられます。これは明らかにいつものメークインと違う! ただそのまま食べるには少々アクが強いので、調理した方がおいしく食べられそう。
◆鍋で溶けずにお口で溶ける…煮物が正解!
そこでいも料理の定番“肉じゃが”を作ってみることに。筆者はいつもフライパンで作ってカラッと仕上げるのですが、強火で一気に煮込んでも煮崩れせず、きれいに仕上がりました。
いもを食べてみると、形はしっかり残っているのに、思わず驚きの声が漏れるくらい口どけがなめらか!もはや歯がいらないくらいです。そのままゆでた時に比べねっとり感は少々減ったものの、こんなに繊細にとろけるいもは初めて。
また、いつもの味付けにいも自体の自然な甘さが加わって、できたてでも味がしっかりしている印象。普段肉じゃがをそんなに食べない家族も「甘み足してる?」と言いながらぱくぱく食べてくれました。
◆「よくねたいも」が食べられるのは春夏だけ
品種により多少異なりますが、「よくねたいも」の出荷時期は3月中旬から7月くらいまで。道内をはじめ都内の一部スーパーでも購入できます。「男爵」や「キタアカリ」など種類も豊富なので、品種ごとの違いも比べてみたいと思いました。
なお料理研究家が提案する「よくねたいも」レシピも公開予定とのことで、献立の参考になりそう。採れたてとはまた違う今だけの“旬”、ぜひ味わってみてください!