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【米国はこう見ている】負傷のダルビッシュに同僚投手が手術のススメ 「成功率は本当に高い」

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【米国はこう見ている】負傷のダルビッシュに同僚投手が手術のススメ 「成功率は本当に高い」

 【米国はこう見ている】負傷のダルビッシュに同僚投手が手術のススメ 「成功率は本当に高い」

 元広島のC・ルイスがダルビッシュにアドバイス、自身も過去に手術を経験

  右肘を負傷したレンジャーズのダルビッシュ有投手に対して、同僚のコルビー・ルイス投手が手術による完治を勧めている。地元紙「スター・テレグラム」が報じている。

  2008、09年と広島で活躍したルイス自身、これまで数々の手術を乗り越えてきたようだ。記事では10代で右肘靭帯部分断裂によるトミー・ジョン手術を受け、2004年には右肩の回旋筋腱板の手術、12年には右肘の健を損傷して手術、13年には右腰の突起した骨を除去する手術を受けたことを紹介している。

 「いつもドクターに全てを委ねていた。いつもすぐ(手術で)治すことを選択してきた。6か月後にまだ痛みが残っていて、落ち込みながら“あの時自分は治さなかった”とか悩むのが嫌だった」

  ルイスはそう振り返っている。

「彼のような努力家なら、もし手術を選択しても復活できる」

  ダルビッシュは5日(日本時間6日)のロイヤルズとのオープン戦で今季初先発し、1回12球を投げた後に右上腕三頭筋の張りを訴えて降板した。その後の検査で靭帯部分に小さな傷が判明。現在は今後の治療方針を検討している最中で、複数の医師の診断を仰いでいる。肘の靭帯を再建するトミー・ジョン手術を選択した場合は全治まで1年から1年半要する見通しとなる。

  保存療法ではなく、手術に踏み切れば復帰までの道のりは長い。だが、数々の手術の経験者であるルイスは記事の中で、早期手術のメリットをメンタル面にあると指摘する。再発の恐怖心や消えない痛みなどによる精神的な不安は、日常生活にも影響を及ぼすという。

  ルイスはダルビッシュが負傷後に今後の選択肢について相談を受けたという。最終的には決断は個々人のものとしながらも、「(トミー・ジョン手術は)多くの選手がこれを乗り越えている。成功率も本当に高い。だから、最悪なまで悲嘆に暮れることではない。彼のような努力家なら、もし手術を選択しても復活できる。彼が手術から復活できないという事態を、僕はまったく心配していない」と語っている。

  ルイス自身も昨年マイナー契約でスタートしながらも、故障者が続出したチーム状況もあり、メジャー昇格を勝ち取った。最終的には29試合に先発。10勝14敗で防御率5・18という成績だったが、今季は10日のエンゼルスとのオープン戦で3イニング無失点に抑えるなど上々の仕上がりを見せている。ダルビッシュに対して自身の経験から真摯にアドバイスを送ったルイスには、レンジャーズのローテーションを支える活躍が期待されている。

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