[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
みなさん、なんとなく“生命保険には入るもの”っていうふうに思っていませんか?
日本人の多くの方は生命保険について“社会人になったら”、“結婚したら”、あるいは“子どもが産まれたら”入るものというふうに思い込んでいるところがあるようです。
それも決して間違いではないのですが、この“入るもの”というニュアンスが少し曲者です! “入るもの”だと思っていたものの、実際は、生命保険自体が必要なかったり、保障額を減らせたりすることもあるんです。
今回は、“感情”で生命保険に入ると失敗する理由について家計コンサルタントの筆者がお伝えします。
■生命保険は本当に入らなくてはいけないものなの!?
みなさんは何故だか“生命保険は(いつか)入らなくてはならないもの”と思い込んではいませんか?
そこが、まず出発点だと、生命保険に対する依存度は大きく膨らむばかりです。
つまり、「あんな保障欲しい」、「これも欲しい」となっていってしまうんですね。
いろいろな特約を勧められると「これもないと不安だな、やっぱりあった方がいいよね」と付けたいオプションは増える一方です。
気付いたら「保険にこんなにも高い額を払っている」ということになってしまっている方も多いのではないでしょうか?
不安という感情が煽られ、「これくらい仕方ないんだよね」という状態です。
そこへ、例えば「他のみなさんもこれくらいですよ」と言われれば、自分だけ入らなかったり、少なくしたりする勇気はなかなか持てるものではないですよね。
■生命保険に入る意味・意義とは?
そもそも生命保険に入る理由は“万が一のときのため”です。そして、このあとには“金銭的なものを埋めるため”という大事な言葉が続くのです。つまり、“万が一の時に金銭(経済)面において埋めてくれるもの”という役割を果たすのが生命保険というわけです。
ですが、多くの方はこの“万が一”のことを想像した時点で、不安いっぱいになってしまい、その不安に対してどんどん保障の内容を盛りだくさんにしてしまうんですね。
そのあとの“金銭的なものを埋めるための保険”ということがすっぽり抜け落ちてしまいます。
■万が一の時でも保険が要らないことだってある!
生命保険に入る目的が“万が一の時足らなくなる金銭面の補填”であるならば、もし生命保険への加入を考えた時点でもう既に貯蓄が十分あるのであれば生命保険には入る必要がないことになります。…
また、加入を考えた時点では貯蓄があまりなかったため、ある程度の保障額が必要であったが、今はもう貯蓄額も増えてきているということであれば、この時点で保障額等を減らしたり、もっと言えば解約たりしてもいい状況になっていると言えます。
こうして見てみますと、いかに貯蓄が大切かわかりますよね。
貯蓄がしっかり出来ていれば生命保険は必要なかったり、保障額を減らせたりできます。そして、その分はまた貯蓄が出来ていくという好循環が生まれていくんです。
また、貯蓄がそれほどなくても、勤務先の福利厚生がしっかりしているケースや、ご主人が万が一の時には遺族年金と貯蓄を合わせればなんとかなるケースなど、生命保険ばかりに重きを置く必要がないケースがたくさんあります。
いかがでしたか?
今回は、“感情”で生命保険に入ると失敗する理由について、お伝えしました。
もちろん、生命保険が家族を守ってくれるケースも多数あります。ですが、必ずしも、生命保険が必要というわけではないことがおわかりいただけたのではないでしょうか?
やはり、万が一の時にでも基本となるのは貯蓄です。今、まさに生命保険を考えている方は、「本当に生命保険じゃないとダメなのか?」他の方法も合わせて考えてみてくださいね。
(田辺美穂)
【関連記事】
※ 実は40歳から使える?意外と知らない「介護保険」のしくみ
※ どこまでOK?「育児休業給付金」がもらえる育休中の仕事量って?
※ ホントに必要?計算結果からわかる「車の維持費」の実態
※ ツラい整理・収納・掃除は●●を知るだけでグンと楽になると判明
※ キッチンが使いにくいと感じたら試してみて!「やめる」だけの解決法
●田辺美穂のプロフィール