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乳がんは女性にとって深刻な悩みです。「ピンクリボン・フェスティバル」によると30代から乳がんを患う率は増加し、40代と50代がもっとも多くなっているそう。人生の折りかえし地点でもあり、もっとも充実し、同時にもっとも奮闘しなければならない時期。そんなときに乳がんを患うのは、女性としても人間としてもいかほどの苦痛をともなうことでしょう。
スイスではじまった支援の輪
スイスでは年間、5千人もの女性が乳がんになると言われています。これを受け、お皿の売り上げ寄付する運動「Donate a plate」が広がりを見せ、毎年少しずつ参加者が増えつつあります。
さまざまなアーティストたちがていねいに手描きで仕上げた、色鮮やかな大皿。モチーフは大輪の花であったり、真っ赤な半分のリンゴだったり。シックな緑色のものもあります。
売り上げの一部を寄付
このお皿は女性的曲線をあらわしているそう。お皿を買うことでその売上の一部が乳がん基金に寄付されるという運動です。
スイス拠点の大きな薬品会社ロシェはじめ、イケアや万年筆などの文具で有名なスタビロなども賛同。「クライン・バーゼル」などのデザイン事務所などとともに2012年から続いた活動はけっして派手ではありませんが、コツコツと地道に続いているのです。
サイトではお皿購入者の誇らしげなスマイル写真がならんでいます。この運動をとおして、もっと多くの人の関心が「乳がんの早期発見と治療」に向かうよう、願っています。
[Donate a Plate]
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