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春は出会いの季節。社会人は新たな出会いを求めて右往左往しているが、それは動物界でも同じよう。春になると動物たちの求愛の鳴き声を耳にする人もいると思うのだが、それにしてもなぜ動物たちは春に恋の季節を迎えるのだろうか?
■生き延びるためのメカニズムが機能
動物が春に恋の季節……発情期を迎えるのはなぜなのか、獣医師の千田純子さんにお聞きした。
「その動物が出産した時に子供たちが十分育つだけの食べ物がある季節、つまり日本では、春から秋にかけて出産するために、妊娠期間を逆算して早春に発情期を迎える動物が多いのでしょう。その地域によって、例えば北半球と南半球や、雨季や乾季があるような地域では春に発情を迎えるとは限らないかもしれません。妊娠期間によっては春に発情期を迎えない場合もあります」(千田純子さん)
人間にとって春は新年度を迎える季節だが、動物にとっては新たな食べ物が実る時期。食物が十分確保された時期に発情するとは、動物の本能はよくできているものだ。
■避妊手術は行った方がいい?
動物の赤ちゃんの姿は見ていて愛くるしいし可愛らしい。その一方で、飼育しきれないという理由で動物の赤ちゃんを放置したり捨てたりする心ない飼い主もいるのは事実である。
「動物は適切に飼育をしていれば、繁殖しようとするのが普通です。飼い主さんがその動物を死ぬまで適切に終生飼育をできるペットの習性、大きさ、状況、環境、飼育費用などを考え、飼育動物の数をコントロールできるようにすることが、動物を飼育する上での責任であり、義務なのではないでしょうか」(千田純子さん)
これら飼い主としての責任を踏まえて、千田さんは自分が飼育できる数をコントロールするための手段として、避妊手術はひとつの選択肢だという。
「経済的、環境的に恵まれていれば、隔離したりするような他の方法も考えられるかもしれませんが、一般的な飼い主さんの場合は、避妊手術は他の方法よりも経済的で失敗の少ない方法だと思います。不用意な繁殖で動物が増え、飼い主さん自身の生活を圧迫しないようにするためにも、繁殖を考えていない飼い主さんの場合、避妊手術は必要なことだと思います。かかりつけの獣医さんに相談してみてください」(千田純子さん)
春になるといろいろな虫や草木も顔を出す。これから新しい家族として動物を迎える皆さんは上記のようなことも念頭においておこう。
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