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もしかして「出産先送り症候群」? そんなあなたに伝えたいこと

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もしかして「出産先送り症候群」? そんなあなたに伝えたいこと

 もしかして「出産先送り症候群」? そんなあなたに伝えたいこと

 ■完璧主義で自分にダメ出し!?
 
  高齢出産と一言でいっても、それに至る理由や状況は、人それぞれ、さまざまでしょう。高齢出産をしたいと思っている人の中にも、「根気よく授かるのを待っています」という方はもちろん多いのですが、高齢出産といわれる年齢を過ぎても「まだ私の産む時期ではないかも」と思っている方も、実は少なくありません。
 
  私は、高齢出産といわれる年齢になって「赤ちゃんを授かりたい」と思った方の後押しは精一杯させていただきたいと考えていますが、子どもを欲しいとは思っているけれど、なんとなく先送りしているという方には、ご自身の気持ちを見つめなおしてみる機会を持って欲しいなと思っています。
 
  出産を先送りする理由として「仕事」を挙げる方は多いはずです。「仕事が面白いので出産はまだ先に」という方や「今の生活レベルを維持できるという保障を得てから」という方、「今辞めたら復帰できそうにないから」など、それぞれに理由はあるでしょう。
 
  仕事以外のことでも「自分がもう少し成熟して、母性を発揮できる自信を持ててから」という方や「パートナーが父親になる自覚を持ってから」という方もいます。要は「私なんて、私たちの今の状態では、まだまだダメ」ということのようです。
 
  そうした方々が、同じ年齢の人より子どもっぽいかというと決してそうではなく、「良妻賢母にならなくては」と、まじめすぎる場合が多いようです。いわゆる「完璧主義」。状況が整ってからでないとダメ、と決め付けてしまっています。
 
  でも、自分が母になるために成長してから産もうと思っていたら、おそらく50歳過ぎても納得する日は来ないのではないでしょうか。育児は、子どもを育てながら自分も母親として育つものなので、「ここまで自信を得てから始めよう」と思っていたら、いつまでもきっかけがつかめないままかもしれません。
 
  理想をイメージすることはポジティブな思考につながるいい面もあると思いますが、求めているもののレベルが高すぎたり、「架空の幸せストーリー」のようなものを描きすぎたりすれば、現実とのギャップが開いてしまい、そこに苦しみが発生してしまいます。「子どもを得ることを考えると追い込まれて苦しくなる」という場合は、理想というより「妄想」かも。現実が生き生きと動くことを妨げてしまう「想像」はもったいないものです。
 
  「自信が持てるようになるまで」という方も、子育ての自信なんて最初から持っていなくて大丈夫です。…

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