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アップルが本格的に医療界に進出する。
日本時間の10日午前2時に、米サンフランシスコで開催されたアップルの新製品発表会『Spring Forward』で、Apple Watch、新型MacBookのリリースとともに注目を集めた『ResearchKit』。医学研究をサポートするツールだ。
オープンソースソフトウェアとして提供される『ResearchKit』によって、iPhoneのアプリケーションを使って患者のデータを大規模に、そして正確に収集できるようになる。つまり、医学の進歩に役立てることができるのだ。
■ 多くの医療研究を後押しする新しいアプリケーション
世界中の様々な人々のデータにアクセスし、データを収集できるようになるため、すでに多くの医療機関が『ResearchKit』を使用し、ぜんそく、乳がん、心臓血管疾患、糖尿病、パーキンソン病の研究用アプリケーションを開発している。
昨年、iOS 8の新機能として健康とフィットネスのソフトフェア『HealthKit』が導入されたが、『ResearchKit』により、ユーザが許可すれば、サードパーティのデバイスやアプリケーションで測定された体重、血圧、血糖値、ぜんそく用吸入具の使用といったデータをヘルスケアアプリケーションから収集することができる。
『ResearchKit』は患者のiPhone上の加速度センサー、マイク、ジャイロスコープ、GPSセンサーへアクセスし、患者の歩行、運動機能障害、健康状態、言語能力、記憶力を把握することも可能だ。
■ 一人ひとりに合った治療法を見つけられる
集められた大量のデータにもとづき、一人ひとりに合った治療が可能となる。『ResearchKit』を利用したアプリは以下のとおりだ。
(1)Asthma Health
ぜんそく患者向けの教育と自身のモニタリングを促進するもので、症状改善に効果的な行動を推進する。
(2)The Share the Journey
乳がん患者によって回復速度が異なる理由、長期的な症状が異なる理由、症状緩和に効果的な方法を調べることが目的。疲労、気分、認知できる変化、睡眠障害、運動不足についてのデータを収集、追跡する。
(3)MyHeart Counts
研究者は患者の活動を測定したり、リスク要因と調査情報にもとづき、患者の活動とライフスタイルが心臓血管の健康状態とどのような関係があるのかを正確に調べることができる。…