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香港紙・東方日報は18日、カリブの小国、セントクリストファー・ネービスが、投資移民プログラムを推進して富裕層に国籍を売り、莫大な収入を得ていると報じた。環球網が伝えた。
同国は06年に深刻な経済危機に陥ったが、起死回生を図るために投資移民プログラムを打ち出したところ、世界有数のパスポート販売国へと変身した。25万ドル(約3000万円)を支払えば、同国のパスポートを取得し、世界132カ国・地域をビザ免除で訪問することができる。
パスポートの販売で得た代金は、昨年だけで約156億香港ドル(約2440億円)。だが、これが富裕層の租税回避につながっているとして、米国やカナダなどの当局が対策に乗り出した。カナダは同国のパスポートを持つ公民に対するビザ免除措置を撤回することを決定している。
(編集翻訳 小豆沢紀子)