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経営再建中のシャープが、太陽電池を生産する堺工場(堺市)を、昭和シェル石油の子会社のソーラーフロンティア(東京)に売却する交渉を進めていることが3日、明らかになった。
シャープは国内の太陽電池市場でシェアがトップクラスだが、採算が悪化しているため、売却に踏み切る。既に欧米での太陽電池生産から手を引いており、堺工場が売れれば、太陽電池から全面撤退することになる。
電子部品を手掛ける広島の4工場も閉鎖を検討しており、遅れていた国内の不採算事業の再編が本格化する。