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東京都美術館(上野公園)では「新印象派 ― 光と色のドラマ」展が開催中だ。《グランド・ジャット島の日曜日の午後》で知られるジョルジュ・スーラの点描が、「色彩の魔術師」と謳われたアンリ・マティスのダイナミックで強い色彩の表現へ至るまでの変化の軌跡を、世界各国から集結した名画、約100点でたどる展覧会である。
1886年、最後となる第8回印象派展において登場した新印象派。印象派は、揺れる水面や陽光のうつろいなど、自らの目に映る世界を描き出そうとし、それに相応しい様式を作り出したが、新印象派は、その明るい画面を作り出す様式を、最新の光学や色彩理論に基づいて発展させていくもの。そして、目に見える世界をそのまま再現することよりも、色彩そのものがもつ表現力へと関心を移していき、20世紀初頭の美術にも大きく影響を与えた。
本展では印象派のモネの作品から始まり、スーラ、シニャックによる新印象派初期の作品、その…続きを読む