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チュニジアで日本人の観光客ら23人が犠牲となったテロから、まもなく丸2日がたとうとしています。事件の現場となった博物館だけでなく、チュニスの街角には、いたるところに警察官の姿があり、新たなテロへの警戒感が高まっています。
18日、博物館の建物の前まで行くことが許されました。バスから降りた乗客が最初に銃撃を受けた場所です。地面にはバスの窓ガラスの破片が散らばり、周辺のいたるところに血だまりができていました。無差別な発砲が行われたことが想像されました。現場にいた警察官は、日本人の犠牲者の中にもこの場所で銃撃を受けた方がいたと話していました。
集まった市民の中には、血だまりの近くに花を手向ける人もいました。また、「本当のイスラム教徒は広い心で全ての人を受け入れるものだ」とイスラム過激派への怒りをあらわにする人もいました。
さて、チュニジア当局は18日、銃撃に関わった5人とサポート役だった4人の合わせて9人の身柄を新たに拘束しました。事件は組織的な犯行だった可能性が高まっています。また、複数のイスラム過激派組織が新たなテロの予告を行いました。
混迷を深める中東・北アフリカにおいて「民主化の優等生」とされてきたチュニジアですが、イスラム過激派の脅威が広がっています。(20日15:35)