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2015年3月11日、フィリピンのテレビ局ABS-CBNは、同国が実効支配し、中国などが主権を主張している南シナ海のアユンギン礁(英語名:セカンド・トーマス礁、中国名:仁愛礁)で、駐屯地とする座礁船シエラ・マドレ号に向かった同国海軍の補給船が、中国監視船の追跡を受けたものの、補給物資を無事送り届けたと報じた。12日付で中国・環球時報が伝えた。
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届けられたのは、食料のほか、フィリピンの著名音楽家が駐屯兵に贈ったギターなど。ABS-CBNは「1本のギターは、戦争に勝利することはできない。だが、寂しく隔離された環境の中で環礁を守る駐屯兵に付き添うことはできる」と伝えた。
中国船は、フィリピンの補給船に警笛を鳴らし追跡したが、昨年の緊迫した空気とは異なり、妨害などはしなかったという。
フィリピン軍は1999年、アユンギン礁付近にシエラ・マドレ号を座礁させ、実効支配の拠点とした。(翻訳・編集/柳川)