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ルミネの最新のCMシリーズが女性に対し「セクハラに耐えて男の期待に応えること」を押し付ける最低最悪の内容であると大炎上しています。詳細は以下から。
先月ダンスユニットAyabambiの登場するCMで大きく話題となったルミネですが、今度は全く逆の意味で大炎上しています。3月17日にYouTube上で公開されたのは「ルミネが働く女性たちを応援するスペシャルムービー」と銘打たれているドラマ仕立てのシリーズCM「LUMINE Special Movie」の第1話。
出勤中の女性会社員が会社入り口で同僚の男性社員に突然「顔疲れてんな~残業?」と聞かれ「いや、普通に寝ましたけど」と答えると「寝てそれ?フッハハハハ」と嘲笑されます。この時点で明確にセクハラ。
次に出てくるのが「アラサーちゃん」に出てくる「ゆるふわちゃん」を思わせる男性ウケの良さそうな女子。「髪切った?」「巻いただけですってぇ」のやり取りの後に「やっぱかわいいなぁ、あの娘」とふたりに聞こえよがしに同僚男性。引き続きセクハラです。
女性社員が「そうですねぇ、いい子だし」と返すと「大丈夫だよ。吉野とは需要が違うんだから」と男性社員。そして画面いっぱいに
【需要】じゅ・よう
求められること。
この場合、「単なる仕事仲間」であり
「職場の華」ではないという揶揄。
と表示し、完全にセクハラであることをわざわざ文字で説明しています。
そして「変わりたい?変わらなきゃ」と続き、女性が職場という空間においても男性からのセクハラに耐え、男性の好みに合うように変わっていきましょうという明確なメッセージが発せられます。
最後に「ルミネも変わる。」としてルミネ自体がこうした方向性にコンセプトを転換していくことを宣言し、CMは終わります。
実際のCMは以下から。閲覧にはご注意下さい。
LUMINE Special Movie 第1話 – YouTube
何から何までが酷すぎてどこから批判すればいいのか迷うレベルの酷さです。男性社員からの酷いセクハラ描写がある事自体は批判的な文脈であればアリなのかもしれません。しかしこのCMではそのセクハラは一切批判の対象とならず、女性社員の「男性から見た『職場の華』としての魅力の無さ」を変えるべき理由として描写されています。
そして変わるべき到達点として示される、おそらく本当に「いい子」であろう「職場の華」のゆるふわ女性社員との対置もこの上ない悪意に満ちており、女性それぞれの個性を男性から見た「需要」というものさしで優劣を断ずる作りとなっています。…